旅行/熊野古道

熊野古道⑪~3日目・続~

10月も半ばだというのに、1回も日記書いてなかったですね。熊野古道に行ってから2ヶ月経ってるのに、未だ完結せず。これではいかん!これで終わらせるぞーー(気合)

近くのバス停で降り、もう那智の滝が手の届く所にあるわけだが、感動はすれど、なんか違和感がある。なんでだろう・・しばし考えこむ。なんでだろう・・・昨日、継桜王子に着いた時の達成感、野中の清水で水を飲んだときの爽快感。今日の自分には、いまひとつ心の底まで響いてこない。目の前にあるのに。。もどかしい。

やっぱ、自分の足で登ってこなければいけなかったんだなあと、気付かされた。滝の近くまで行き、悠然と落ちてくる瀑布を眺めれば眺めるほど、その後悔が強くなってきた気がした。そして見れば見るほど、圧倒されていく。結局は心の問題なんだろうけど、自分の足で歩くことで、初めて対等な立場で見つめることができるのだと思った。

とはいえ、現実として足は痛い。今回は勘弁してくれと滝に許しを請い、別れを告げた。

ちなみに、バス停から石段を5分くらい降りると到着します。さらに300円払って小さなお札を買わないと更に近くまでは行けないのですが、これは素直に買って近くまで行ったほうがいいです。真下から眺める滝は本当に威厳を感じます。見晴台のベストポジションで見てたのですが、恥ずかしいくらいに、しばらくは口をあんぐり開けたままでした。どのくらいの時間見てたのでしょうか、気が付くと、後ろに列ができていましたよ。ごめんなさい(笑)

昼食をとった後、本来は登るべき「大門坂」を降りていく。相変わらず相方は元気一杯。坂の半分くらいのところまで降りていって、また上まで登っていった。その体力を分けてくれよ・・・ でも、わざわざ登って行った気持ちは分かる。同じ事を感じていたんだろうな。ちょっと羨ましかったりしたが、顔には出さなかった。だって、顔に出したら「登ろうよぉ♪」と言うに決まってる。もう無理です・・・

苔むした石段を降りきると、あとはひたすら舗装された道を那智駅に向かって歩く。那智駅に着くと、紀伊勝浦行きの電車がすぐ来るらしいので、しばしホームで休憩。ホームの隣は海水浴場。真っ白な砂浜が続いている。無人駅なので窓から砂浜に降りることもできたんだけど、眺めるだけにしておいた。

勝浦に着き、しばし買い物タイム♪駅前に大きい売店があり、休憩所も併設してたので、のんびりと物色。梅干の試食があったので、そのひとつを食べてみたんだけど、すっぱくなくて不満!せっかくの紀州梅が台無しだよ。箱の後ろを見て、昔ながらの作り方をしているものを探すと、2~3種類あったので食べてみる。お~~、すっぱ~~い♪これだよね、梅干は。

なんだかんだ買い物をしていたら、電車に乗る時間が来たので駅に戻る。17時の名古屋行き特急に乗り、いざさらば!新幹線が遅れるアクシデントはあったものの。22:30ころ家に到着。3日間の熊野詣もこれで終わり。

今回の旅は、今まで行った中で一番きつかったなあ。でも、念願だった熊野古道を歩くことが出来、非常に満足でした。もう一回同じ行程で歩くのは拒否ですがね(笑)

やっと書くのが終わった・・・・

_| ̄|●バタッ・・


終。。

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熊野古道⑩~3日目~

熊野の旅も最終日。昨日の20kmのおかげで、爆睡したにもかかわらず体が痛い、足も痛い。あんまり歩きたくないな。

今日は、三大社の最後、熊野那智大社に向かいます。那智の滝よ、待ってろよ! 本宮から那智大社に行くには、バスを3回乗り換えなければなりません。相変わらずアクセスが悪い。まずは8時56分のバスに乗り新宮駅へ。新宮駅で30分待ち。

やることねぇえなぁと待合室に行こうとしたら、知らないおっさんが話しかけてきた。どうやら同じく那智大社に行きたいらしく、「どうやったら行けるのでしょう?」と聞かれる。事前に調べた限りでは同じルートで行くしか方法が無いのは分かっていたので、懇切丁寧に教えたのですが、そしたらそのおっさん、「もっと早く行ける方法無いですか?」だって。はぁ??だったら自分で調べろ!と言いたいのを我慢して、「もっと早く行きたいなら、タクシーを使ったらどうですか。」と、引きつった笑顔で答えてあげました。

バスが来たので乗り込むと、例のおっさんがおいらたちの横に引っ付くように座ってきました。まあ、別にそれは良いのだけれど、座った途端、何度も行き方を聞き返してくるのよ。いい加減ウザイ!!もう笑顔無し!!こういうおっさんは本当に困る。最後はとうとう無視したら、ようやく話しかけられなくなりやした。

更にイライラすることが発生。那智駅前で降りて乗り換えるんだけど、接続時間は10分あるのね。10分もあれば余裕だよなぁと思ってたら、バスがノロノロ走ってるんですよ。定刻よりどんどん遅れてきているのに、まったく気にすることなくノロノロ運転。乗り換え時間に間に合うのかも微妙なくらいになってきました。せっかく海辺の道で綺麗な風景が展開されているのに、それを楽しむ余裕もなくなってきました。おいおい、大丈夫かよ・・・結局、那智駅前に着いたのは、定刻の9分遅れ。那智大社行きのバスがまさに発車しようというところに飛び乗りました。もちろん、おっさん付です(笑)。

乗り換えたバスでも、おっさんが隣に座ろうとしたんで、席を替える。一番山頂に近い那智の滝を先に見ることにしてたので、終点までようやく一息付けますわ。山を登るにしたがって心地よい風景が拡がって来ました。あっ、滝が見えてきた。おお、感動。。

11時28分、ようやく那智大社に到着。本宮からここまで2時間半。ふぅ。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

続く。。

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熊野古道⑨~2日目・続続続~

結局歩き始めました(笑

「小広王子」からは、ずっと綺麗に舗装された車道。歩き始めの頃だったら、「趣無いなあ・・けっ!」と思ってたのでしょうが、デコボコの山道を歩き続けたせいで、足がかなりまずい状態になってます。舗装道みたいに平坦な地面がすごく嬉しかったりしたのです。

「これなら、頑張れるな・・」 少し気分も楽になり、周りの景色も楽しめるようになってきました。山並みが綺麗でね・・・写真好きな人なら嬉々として撮るのでしょうが、おいらたちは基本的に写真は撮らないので、目に焼き付けていきます。しばらく歩いていると、久しぶりに後ろから車の音が。何気無く脇に逸れたのですが、追い越していったのは乗り合いバス・・・・乗っけてくれ~~~!!と叫ぶも、素通りされてしまいました。

小広から歩くこと30分(2.1km)、「中ノ河王子」に到着。が、碑は道から逸れた小高いところにあったので、当然のごとくスルー。さ、次次♪

中ノ河から今回の終着地「継桜王子」までは、15分(1km)。遂に終わりがやってくるのです。またちょっと元気が出てきます。10分くらい歩くと分岐があり少し登っていきます。普段なら軽く登れるような坂なのですが、もう足がヤヴァイ。必死に登っちゃいました。登りが終わると、ちょっと拓けた感じの風景が目に入ってきます。すると「秀衡桜」の青々とした葉が出迎えてくれ、道に並ぶ茶屋を過ぎると、遂に「継桜王子」の参道にある「一方杉」が見えてきました。

つ・・・着いた。。(つД`)・゜・。

思わず道端に座り込んじゃった私。ちなみに相方はケロッとしています(笑)。ちょうどそこに町役場の人みたいな方々がいたのですが(そう言えば、三越峠からここまで、誰ともすれ違わなかった。)、笑われてしまいました。

「お兄ちゃんたち、どこから歩いてきたの?」
「本宮大社からですよ。」
「お、それは頑張ったねえ~」
「頑張りました!」
「奥さんの方が元気じゃないかい。逆じゃないの?」
「いいんです!うちは奥さんの方が強いですから♪」

ま、こんな会話を交わしたりしつつ別れ、参道の石段を登り、社殿に到着。手をポンポンと合わせたところで、中辺路の旅は終了。


パンパカパーーーン!!

遂にやったよ・・・嬉しいよ。。

社殿のベンチに座り、しばしの休息。

近くに日本名水百選の一つ「野中の清水」があるので行ってみることに。うわ!すごい澄んだ水!!しかも水量が物凄いです。滝のように流れています。さっそく飲んでみると・・

冷たーーーーーーい!!

そして・・

んまーーーーーい!!

いや、松本とか喜多方とかで色んな湧き水を飲みましたけど、こんなに冷たい水は初めてです。冷蔵庫でキンキンに冷やしたくらいの温度とでも言えばよいでしょうか。真夏なのに、どうしてこんなに冷えてるのでしょう。水も軟らかく、ゴクゴクいけます。

今、ここにいるのはおいらと相方だけ。まさしく独り占め状態なので・・

頭洗っちゃお♪
顔洗っちゃお♪
体拭いちゃお♪

水がありえないほど冷たいので、汗がどんどん引いていきます。あ~気持ちいい♪ ついでに空になったペットボトルをよく洗い、詰めちゃいます。宿に帰ったら、これでお茶入れるんだ~♪

最後の最後で、最高のプレゼントを貰った気分。辛かったけど、ここまで来て良かったわぁ。野中の清水・・この感動は一生忘れないよ。。

この後、16:10のバスに乗るはずが15分待っても来ず、少々焦ったということはありましたが、無事に宿に到着。温泉に入って疲れた体を癒し、ご飯を一杯食べ、清水で入れたお茶を飲み、おやすみなさい。。ぐぅぐぅ。。

2日目終了です。


・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。


続く。(まだあるのかい!)

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熊野古道⑧~2日目・続続~

三越峠の休憩所でしばし休憩し、重い腰を上げる。この時点で12:30くらい。もう疲れたんですけど。

次の目標は「湯川王子」。ひたすら下り。ずっと下り。とめどなく下り。今まで登ってきた分をチャラにするくらいずっと下り。せっかく登ってきたのになあ。。(ブツブツ)20分くらいで「湯川王子」に到着。この王子は五体王子の次に格高いが高いそうで、確かに立派な鳥居がありました。まあ、ここいら辺になると、王子なんかただの通過ポイントでしかない存在になりつつあるわけで、合わせる手にも気持ちが入らないというスパイラルに陥ってます。ははは(愛想笑)

あ、ここでもハチに襲われましたわ。今回の行程で10数回ほど襲われたので、もうこれから書きませんが、歩いているときは良いのですが、立ち止まると寄ってくるんですよ。うかつに休憩できないのが辛かったです。

「湯川王子」を過ぎると、第2の難関、岩神峠が待っています。その峠の頂上に「岩神王子」があるそうな。標高差255m、距離2.8km。さっきの三越峠と同じように、しばらくダラダラとした登りが続き、そのあと一気に登るパターンでした。もう、おいらダメだ・・・・・ が、実は、湯川王子を過ぎた頃から雷の音が近づいてきていました。山の気候のお決まりとでも言いましょうか、雨もパラパラと降ってきています。山の雷は恐いですね、音が。無用に反響するので、実際は遠くで鳴っているのでしょうが、すごく近くで鳴っているような感じがします。万が一、雷が落ちたら洒落にならないので、ダメだとは思いつつも、足を運ばざるを得ません。

雷の応援(?)を受け「岩神王子」に到着。相変わらず雷の音は近づいてきているのですが、もうそろそろ体力的にヤバくなっていたので、ロング休憩を取ることに。

15分ほど休んで出発。次に目指すは「小広王子」。2.9kmの行程です。まずは男坂を降りていきます。なんだ!このキツイ下りは!男坂というだけあって、急勾配の下りが続きます。途中で膝が痛くなってきました。逆ルート(正規ルート)だったら、めちゃくちゃキツイ登りだよな、登らなくてよかった・・・と思いつつも、膝が笑うのを抑えながらエッチラオッチラ降りました。降りきると、今度は女坂を登って行きます。ちなみに、男坂と女坂の接点に、「仲人茶屋」があったそうです。昔の人は、粋な名前を付けるもんです。

女坂とは言っても、またまたキツイ登り。こんなキツイ女いらんわい!と、半ばヤケになりながら登っていきますが、遂に足が上がらなくなりました。「なんでこんなことしてるんだろう・・・」「なんでこんなところ来ちゃったんだろ・・」「なんで体が動かないんだろ・・・」と頭の中でグルグルしてたら、自然に涙がポロリ。いや、号泣しちゃいました(照) ああ、また女に泣かされた・・・

しばらく気持ちを落ち着かせてから、登り始めます。やっとのことで頂上に到着。。。。時間は15時。あ・・・・また車道だ。。真面目に凹むんですけど。。とりあえず、「小広王子」を探しますが、それらしきものは見当たりません。もう王子はどうでもよくなっているので、早々に諦めました。いいのかそれで?とは思ったけれど・・

ここで思案。本当は「継桜王子」まで行きたいのですが、あと1時間弱歩かなくてはなりません。もう歩き始めてから7時間。もう十分だよ・・と自分の中では思い始めています。ちょうどバス停もあるし・・・・

ここで止めるか、もう一踏ん張りするか・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く。。

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熊野古道⑦~2日目・続~

「伏拝王子」を後にし、次に向かうは「水呑王子」。山道を少し歩くと再び舗装道に出てきました。ここから「発心門王子」までは、ひたすら車道を歩くことになります。

車道といっても、あたりはのどかな田園風景。道端の軒先には、無人の野菜販売所があったり、杖や菅笠を売っていたりと、今回歩いた工程の中では人の匂いがするところですね。ちなみに歩いた日は快晴。アスファルトの道だけに非常に暑い。すれ違った若いカップルなんか、すごい軽装というか街で歩いているような格好をしています。「発心門王子」から歩いてきたのかしら。顔が死にそうになっているんですけれど(笑) まだ先は長いのに大丈夫なのかなと少し心配してしまいました。

歩くこと約30分(2km)、「水呑王子」に到着。ああ、もう何回タオルを絞ったことでしょう。顔が汗まみれなので、すいませんとは思いつつ、手水で顔を洗ってしまいました。

次は「発心門王子」(約2km・30分)へ向かいます。途中休憩所があったので、また頭と顔を洗います。ベンチで休んで飲み物をゴクゴク。もうペットボトル3本消費。このままじゃヤバイと思ったら自販機があったので、即購入。ちょっと飲むペースが早いな。歩き出すと、またハチに遭遇!うわーーーー!逃げるんですけど、和歌山のハチはしつこいのでしょうか、ずっと追いかけてきます。逃げ続けるおいらたち。ずっと逃げているうちに「発心門王子」に到着してしまいました。おいおい。「発心門王子」は、約100ある王子の中でも五本の指に入る格の高い社なのですが、まだハチがブンブン言っているので軽く手を合わせただけで通過しちゃいました。ハチのやろーーーっ!!

再び山道に入りしばらく歩くと、「猪鼻王子」は少し分かりにくいところにひっそりとありました。しかも「猪鼻王子」と書かれた石碑があるだけ。見落とさなくてよかったわ。発心門からここまで約1km。1kmくらいの道なら、「あ~近かった♪」というくらい、距離の感覚が麻痺してきています。

「猪鼻王子」を出ると、いよいよ最初の難関、「三越(みこし)峠」越えです。猪鼻王子から頂上まで高低差320m距離約2.3km、次の「湯川王子」までは4.3kmの道のりです。これは気合を入れなくてはなりません。ただ、道には轍があるんですよ。車が通っているのか・・・乗せてくれないかな・・・ ま、車が運よく通るわけが無いのですがね(笑) ここでまたハチの来襲!おいおいやめてくれよ。いいかげんムカついてきたので、タオルをありえない速さで振り回したら去っていきました。気合勝ちだ、このやろーーー!

辛い道のりが待っているのだろうなぁと戦々恐々と歩いているのですが、だらだらと川沿いの道を登っていくだけです。ん?このままだらだら登りが続いていくのかな?それだったら楽勝じゃん♪いや、そんなはずはない・・・と、半信半疑の思いを持ち続けたまま歩きます。おかしいな・・・ ひょっとして、最後の最後にキツイ登り道が来るのかな・・・・いい加減登ってくれよ・・・・ まだまだダラダラ登りが続く・・・・

突然急な坂道が現れました。不安的中。これ登るんですか?はぁ・・・ 登らなければ仕方が無いので、覚悟を決めて歩き始めました。予想以上にキツイ。そういえば、さっき杖を売ってたところで買っておけばよかった。はあはあ言いながら登り続ける自分、スタスタと登り続ける相方。ぐんぐん距離は離れていきます。全然頂上が見えない・・・いつまでこの登りが続くんだろう。。遂に足を上げるのも辛くなってきたので休憩を要求。ここで、伝家の宝刀アミノバイタルの登場です!ゴクゴク・・・力がみなぎってきた----!!よっしゃーーー頑張るぞ!!と、また歩き始めたら、前を歩いていた相方が・・・・


「あ、頂上見えたよ♪」

・・・・ガク。。

気を取り直し、アミノチャージを受けた体を運んでいくと、遂に三越峠の頂上に到着!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ん?

普通に綺麗に舗装された車道が通っているんですけれど。。登りきった先には、さぞかし美しい風景を拝めるのだろうなあと思ってたんですけど。。ふう、一気に疲れが出てきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く。。

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熊野古道⑥~2日目~

やっと2日目だぁ・・・

8時には宿を出ないといけないので、6時に起きる。ふぁああ、よく寝た。ちなみに朝食はハイエナ軍団の来襲にも遭わず、ゆったりと食べることが出来ました(笑)

宿の車で本宮大社まで送ってもらい、8時10分、いよいよ中辺路ウォークの始まりです。本当は、本宮大社に向かって歩くほうが標高の高低を考えると楽なのですが、なんせ都合の良い時間のバスが無い。3時間に1本しかないんですよ。昔はJRのバスが運行していたらしいですが・・・もう少し本数を増やしてくれないかな。夏のウォーキングは、水分補給が大事。一応リュックには6本の500mlペットボトルを入れてきたけど、足りるかな。凄く不安。。

今日の目標は、「継桜王子」まで歩くこと。距離にして20km強です。事前に計算したところでは約8時間弱で行けるはずなんだけど。とにかく出発です。頑張るぞーーー!!おーーーーーっ!!

本宮大社から歩き始めて約2分、いきなり最初の王子、「祓戸王子」に到着。あ、王子というのはですね、熊野権現の御子神を祭ったもので、小さな神社みたいなもんですね。確かにちっこいです(笑) すぐに着いてしまったので拍子抜け。楽勝じゃん♪と思ったら、次の「伏拝王子」までは約1時間(3.1km)かかります。あらら。

祓戸王子を出発すると、車道を歩きます。熊野古道といっても全部が山道というわけではありません。舗装されているところが多いです。「え?ここが古道なの??」というところがあったりしたのですが、よくよく考えてみれば生活をしている人がいるわけですから当然ですよね。5分くらい歩いていくと、いよいよ山道に入っていき、ずっとだらだらとした石畳の登りが続きます。少しキツいのですが、杉木立に囲まれた山道を歩き出すと、中辺路を歩いているのね、という感動が湧き上がってきます。えぇ雰囲気やわ~。

人がせっかく酔いしれているところに、緊急事態発生!!

ハチだーーーー!!蜂に絡まれたら静かにその場を立ち去れ、というでしょ?でも、しつこいんですよ、これが。途中からタオルを振り回しながら走りましたよ。(注:想像しないように) 刺されたら大変なんで、必死に逃げたのですけど、「ねぇねぇ、遊んで~♪」といってるかのごとく追いかけてきます。今にも相方を刺しそうだったので、既に汗で濡れていたタオルをバット代わりにカキーーーン!!手ごたえあり。やっと難を逃れたのでした。おかげで疲れたわい。

ハチのおかげ(?)で、大分距離を稼いだようです。しばらく歩くと三軒茶屋という休憩所がありました。とりあえず入ってみようかなと中を覗こうとしたら、売り子のおばちゃんが一人佇んでおりました。

「どこまでいくの?」
「えっと、継桜王子までと思ってるんですけど。」
「え~~~、大変ですよ。」
「そんなに脅さないでくださいよ(笑)」

「伏拝王子」までは休憩を取らない予定だったので、おばちゃんの励まし(?)を受け、先を急ぎます。三軒茶屋から25分ほど歩いたところで視界が開けてきました。お茶の段々畑が見えます。なかなかよい景色。もうそろそろ「伏拝王子」に到着なのかなと思ったら、先に休憩所を発見。すでにシャツは汗まみれ、タオルは十分絞れるくらいの状態だったので(ォェ)、先に休憩をとることに。新しく建てられたみたいで、トイレ設備なんかも綺麗です。頭と顔洗っちゃおうっと。う~~ん、すっきり♪

休憩所にはおじちゃんが座っておりました。ゴルフのクラブを持っています。杖代わりなのかしらねぇ。

「にいちゃん、どこまで行くんだい?」
「継桜までですけど。」
「おりゃ、それは凄いねえ。大変だよ。」

また言われた。ひょっとして無謀なことなのかな。少し不安。

10分ほど休んで、王子はどこなのかしら?と、きょろきょろしていると、休憩所の目の前に小さな石段がありました。おお、あったあった♪ 行ってみると、やはり小さな石碑が1つ。「伏拝王子」に到着。これで2つ目の王子を攻略だ!!まだ、先は長い。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

続く。。

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熊野古道⑤~1日目・続続続続~

この項で1日目を終わらせるぞ~~~!!(気合)

15分ほど待つとバスがやってきました。
後から分かったのですが、本宮大社から宿泊する川湯温泉までは本当は車で5分くらいなんですけど、バスは湯の峰温泉・渡瀬温泉と、山を一回登って遠回りしたルートを通るので、25分くらいかかります。とはいえ、その遠回りする道も景色が良くて、車窓を眺めるだけで非常に楽しかったりします。湯の峰温泉を通るときには、小栗判官が盗賊に毒を盛られて重い病に倒れたとき、湯治をしたという「つぼ湯」も見学できました。

さて、ささやかなドライブを楽しみ川湯温泉に到着。川湯温泉は目の前に川が流れていて、その河原を掘ると温泉が出てくるという土地です。バスを降りて川を見てみると、確かに石を丸く組んで入浴している人が。面白い!おいらもやりたい!・・・・・・・・・あ、水着持ってないや。。

ホテルに入り、お部屋へ。なかなか綺麗な部屋です。次の間もあるし、部屋も10畳以上。今回はJTBのプランを使ったのですが、2人でこんな部屋に泊まって良いのか?というくらい快適な空間です。窓からは、向かいに緑多き山が迫っていて、下を見ると先ほどの川が見えます。良い景色♪ ん?ホテルの露天風呂も見えるんですけれど(汗)。

さっそく、温泉に入らないとねぇ~と、大浴場へ。体を洗って汗を綺麗に流し、いざ浴槽へ、ざっぷーーーん♪ ぬ・ぬるい・・・・関西ってぬるめのお湯が好きなのかしら。40度くらいかな。おいら的には最低42~3度は欲しいのだが。まぁ、いいか。極楽極楽♪ ん?白いゴミが無数に浮いているんですけれど。掃除してないのかよ!すぐに出ちゃいました。すごい気分が悪い・・・ フロントに文句言ってやろうかと思って、待ち合わせして出てきた相方に言ったら・・・

「あれは湯の花だよ♪」

・・・・・・・・・・・・・・え。。そうだったのか。。あやうく恥をかくところだった。。あ~あ、ちゃんと入っておけばよかった(鬱)

気を取り直してと。。夕食だ!!
予約した18:30に食堂に行ってみると・・・・もの凄い数の子供が群がっている。。少し説明しますと、そのホテルは懐石+ビュッフェなんですよ。ホテルを選ぶとき、他のホテルは部屋食だったので(部屋食は、あんまり好きではない)、ここにしたんです。何でも親子ツアーの団体がいるらしく、食事の時間が重なってしまってました。ハイエナのようだよ・・・恐いよ。。しばらく呆然と眺めていました。ホテルのスタッフも人出が足りないらしく、てんやわんや。最悪の時間に来てしまったらしい。。まあ食堂の部屋は違っていたので、とりあえず子供を掻き分けながら料理を取り、自分の席に避難(笑) ふう。。 食べ始めて15分くらいでハイエナたちは去っていきましたとさ。

お腹一杯に食べた後は、明日の支度をして、さあ寝るぞ!(早) ふと窓を見ると、向かい側の山の上にくっきりと大きな月が出ていて、森を照らしています。まるで東山魁夷の絵画を見ているみたいです。しばしうっとり・・

眠くなってきたな・・明日は遂に中辺路歩きだ・・・わくわく・・・・ぐぅぐぅ。。

1日目終わり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

2日目に続く。。

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熊野古道④~1日目・続続続~

まだ1日目なのね。。ふぅ・・・・

本宮大社までは、バスで1時間強。今回の旅は移動に時間がかかるのが難点なんですよ。はぁ、1時間寝てるしかないかな・・・・と思ったら、道沿いに沿って流れている熊野川の水の色が、なんと綺麗なこと!うっとりです。それに道の両側の山並みもいいですね。景色を堪能していたら、あっという間に「次は熊野本宮大社前です♪」のアナウンス。おお、もう着いたのか。現在15時17分。

本宮大社の周りは結構拓けていて観光地化されているのが少し興醒めなのですが、まあ、仕方が無いのかな。鳥居をくぐり158段の石段を昇っていくと、お社が見えてきました。感動・・・が、さっきから気になっていたんですけど、日本サッカー協会のフラッグがあちらこちらに掲げられています。確かに協会のフラッグには八咫烏(やたがらす)が描かれているので関係はあるのでしょうが、掲げることで何をアピールしたいのかよく分かりません。個人的には外して欲しいな・・と。

それはさておき、門をくぐると、まさに【本宮大社~~~~~!!】って感じです。杉木立に囲まれ、凛然と建っているお社に圧倒されまくり。ものすごい威圧感を感じました。これが全国熊野神社の元締めなのね。早速参拝していきます。心が洗われるようです。後で知ったのですが、全部で4つある社殿の参拝する順番があるそうです。あらら、ご利益なくなるのかしら(笑

明日は熊野古道中辺路を歩くスタート地点になるので場所を確認し、泊まるホテルにいくことに。またバスに乗ります。バスの時間までしばし休憩。。


・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く(おいおい)

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熊野古道③~1日目・続続~

まだ1日目なのに・・・
時刻にすると、まだ12:30くらいです(笑

さて、神倉神社に到着。
手水の排水のところを見ると、蟹が。。沢蟹??それにしてはデカい気がする。だいたい幅が15cmくらいの大きさ。食べたら美味しいのかな?なんちゃって。
神倉神社の鳥居の先には・・・・急激な石段が!なんでも538段あるそうです。ふう、これ昇るのかよ。んとね、見上げても30段くらいで先が見えなくなるくらいなんですよ。スポーツ系の部活を指導してる人が見たら、ほくそ笑むだろうな。ちなみに源頼朝が寄進したと伝わっているそうです。

さて昇るか・・・・最初の50段くらいで、もう無理・・・・はぁはぁ。。相方はきゃきゃ言いながら昇ってるよ。。やっぱ申年だけのことはあるな(おいおい)。やっとのことで昇りきると(もう、汗だくです)、超巨大な岩「ゴトビキ岩」が見えてきました。すげぇデカイ!!感動した!!さすがに御神体だけのことはありますわ。更に見晴台みたいなところがあるんですけれど、そこからの眺望がなんと素晴らしいこと!!新宮の町並みが手に取るようにわかり、そこから拡がる太平洋が綺麗な藍色を浮かび上がらせています。苦労して昇った甲斐があるってもんです。そして・・・更に蟹発見(笑)。

しばらく眺めを堪能した後、降ります。うっ・・・この急段、降りるほうが大変じゃないか。やっこらさの末降りきると、もう首にかけていたタオルがびっしょり。普通に絞れるんですが・・・

次に向かうは、熊野三大社のひとつ、熊野速玉大社。遂に三大社を攻略にかかります。鳥居をくぐると巨大なナギの木がお出迎え。しばしうっとり・・・・続いて社殿に行き旅の無事を祈ります。神社の建物自体はまだ新しいらしく、鮮やかな朱色がとても綺麗。なんか威厳を感じますね。

その後は、しばらくチャリを転がし、阿須賀神社をお参りして、熊野九十九王子の一つ、浜王子を探すも道を間違えたらしく見つからず。日程的に今日中に三大社の二番目、「本宮大社」もお参りしなければならないので、バスの時間も迫っていたし、新宮巡りは終了。予定以上に用意していた飲み物を飲んでいたので、近くのスーパーに寄りました。あ~涼しい。。冷房大好き♪

新宮駅に戻り、案内所の人にも自転車を返し、14:10発のバスに乗って、いざ!本宮へ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

続く。。
(もう、いいや、このペースで・笑)

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熊野古道②~1日目・続~

さて、めはり寿しのお店に到着しました。基本的に野外で食べるのが好きなので、「買ってくるからちょっと待ってて。」と相方を外に残し店内へ。

「すいません、めはり寿しの持ち返りはどのくらいでできますか?」
「すぐにできますよ。」
「では、お願いします♪」

・・・・・5分以上経過。一向に出来る気配がありません。

「すいません。あとどのくらいでできますか?」
「え~10分くらいですかね。」
「はぁ??」

※ここで説明しますと、めはり寿しは、寿しとは言っても、俵に握ったおむすびに醤油タレに漬け込んだ高菜を海苔代わりに包んだものです。酢飯ではありません。

人間腹が減ってるとだめですね。15分待つくらいの器量もなくなってしまいます。突然イライラするおいら。とりあえず店の外に待たせている相方を店内に呼んで待つことにしました。おいらは目線で店の人にプレッシャーかけまくり(笑)。その効果もあってか、結局都合10分で出来上がりました。お店の人、本当にごめんなさい、反省しています・・・

さて、無事にご飯をゲットできたので、最初の目的地、「浮島」に向かいます。浮島は、泥炭地の上に木々が育ち森を形成しているという珍しい場所で、島といっても池の上に泥炭が浮いていて、強い雨が降ってくれば、島が浮き上がり、強い風が吹くと移動するんですって。

到着し、入場口の前にベンチがあったので、まずはそこでご飯を食べることにしました。めはり寿しを食べようと容器を開けようとしたら、受付の女性が見てたらしく、「冷たいお茶があるから飲んでください♪」ですって。
おお、神よ!またしても優しさに触れてしまいました。ひょっとして和歌山の人って、すごい親切?和歌山県は欣求浄土・他力本願の真宗の国だから、「おお、御仏よ!」の方が正しいのかしら(笑)

ご飯を食べ終え(なかなか美味しかったです)、浮島を散策。土の上に生えているわけではないので、まっすぐに伸びている木はほとんどありません。本当木々があっちゃこっちゃの方向に伸びてるの。これは剪定する人も大変だなあと思ったんですけど、よく考えてみたら、下は土じゃないから足を踏み入れたら底なし沼のように沈んでいくのよね。見直したらガイドブックに書いてありました、「10mの棒を差していっても、地盤に届きません」って。あなオソロシヤ~~。

浮島を堪能し、次に向かうは「神倉神社」。

れっつごーーーー!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く。。

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