日常/教育関係

羨ましい・・・

児童音楽教育に携わっているので、様々な手段を使って「音楽って楽しいね!」と思ってくれるように指導しています。最近の子供は、「遊び歌」なんかも知らない子が多い。あらたまってやる学習も大切だけれど、身近なところに音楽が存在するということも感じてほしいので、機会があるごとに、昔からある遊び歌なんかも教えたりする。ブレークしたのは、「おちゃらかほい」。というか、こんな有名な遊び歌さえ知らない子がいるところが恐ろしいのではありますが・・・

この間は、絵描き歌も教えてみた。「あひるのこ」や「タコ」、「かわいいコックさん」なんか、昔なら誰でも知っていたのにね。みんな不思議なものでも見るような、でもキラキラした眼をして一心不乱に歌って描いていましたよ。

で、「ぶたさん」の絵描き歌を教えていたときのことです(「まるまるちゃん・まるまるちゃん・まるまーーるちゃん」というやつですが、知ってます?これは知っていても知らなくても話の本題ではないので省きますが。)。2年生に教えていたんですが、ある子の絵を見たら、しっかりバランスが取れていて、それこそちゃんとした「絵」になっているんですよ。

やっぱりね、こういうのって才能なんだよなあ。おいらなんか、子供のときから絵を描くのが苦手で、図工の時間や美術の時間は苦痛でしたよ。観るのは大好きなんだけれど、心の底では「こんな絵を描けるなんて、羨ましいなぁ」と思っています。絵描き歌の絵なんか、おいらでも忠実に描けばそれなりにはなるんですけれど、その子の描いた「ぶたさん」を見て、凄く羨ましくなってしまいました。思わず、黒板に描いた見本を消してしまいましたよ。

いいなあ。。

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移籍

11年間、東京都の音楽講師として根岸小でお世話になっていたんですけど、この度、世田谷区の玉川小に移籍しました。

私のような講師は、1~6年生までの全クラス数が21以上ある学校に配属されることになってます。根岸小は、今年度から21クラスを下回ることがわかっていたので、移籍が確定してました。どうなるのかなあとは思っていたのですが、ありがたいことに複数の学校からオファーをいただき、その中から玉川小にお世話になることにしました。

根岸小に配属されたのは、私が25歳のとき。うら若き青春時代を過ごしてきただけに、万感たる想いがありますし、昨年教えていた生徒たちへの別れの寂しさも込上げて来ます。でも、これは仕方の無いことだから。出会いがあれば別れもある訳で。

今日、教えていた新2年生が、入学式で、新入生へのお祝いのアトラクションを発表したはずなんだけど、上手に出来たのかな・・・・

よく、そこまで児童教育に関心があるのなら、いつまでも講師をやっていないで、なんで正教員にならないのか?って聞かれるんですけど、それは、自分自身が演奏家でいたいからなんです。あくまで自分という人間を考えたとき、演奏家としてやってないと、奏でる音に対しての責任が無くなっていく恐さがあるし、演奏家でいることで、いろんな出会い・刺激がある。また、この世界でのスタンダードなものを常に吸収していたいからなんです。 そして、演奏家として経験してきたことを、少しでも子供に伝えたい。それには講師でいることが、自分にとってはベストなことなんです。

なんか、めちゃくちゃになってきたけど(汗)、心機一転、今度は玉川で壮年時代を謳歌したいと思います!(笑)

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