山あり海あり古墳あり
今日は鎌倉へハイキング。
といっても、メジャーな場所ではなく、鎌倉七口の「名越切通し」に行って参りました。名越切通しには、岩を切り抜いて墓地とした「まんだら堂やぐら群」があるのですが、現在は崩壊の危険があり公開されていません。しかし、この土日に限定的に公開しているとのことだったので、こりゃ行かなきゃと出発。
名越切通しについては、ハイキングマップなどの情報が少ないのですが、「鎌倉古道物語」http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/monogatari_folder/kama-ko1.htmlというサイトに詳細と簡単な地図が出ています。ただし、近辺の道路地図を併せて持っていかないと確実に迷いますので御注意を。
さてさて、鎌倉駅。
ちょうど紅葉が始まった頃とあって、鎌倉は結構な人出。しかし、名越に向かう人は少なく人に出会うことも無く、のんびりと歩く事が出来ました。
途中にあった安国論寺に寄り道。紅葉が素敵でした。
名越切通しは、JR横須賀線の鎌倉・逗子間にあるトンネルの上にあります。電車がトンネルに入るところあたりに名越切通しに入る小さな道があります。その道を進むとすぐに異空間に迷い込んだような景色になりました。
中間地点くらいのところ。
そして、限定公開されている、お目当てのまんだら堂やぐら群に到着。
凄かった。 こんなものが近場にあったなんて。 鎌倉は結構歩いてきたはずなんですが、まだまだ知らない素敵な場所があるのね。 ここでちょっと寄り道。近くにある昔の石切場であった大切岸に行ってみます。法性寺方面に少し下っていくと、延々と続く断崖絶壁。その所々に石切りの跡がありました。その中の一つに入ってみました。
現代みたいに掘削機があるわけでもないのに、凄いです。しばらく絶壁を観賞したあと、切通しに戻ります。切通しの一番道幅が狭いところ。
この場所の上に展望台があるのですが、行ってみたけど木が生茂っていて何も見えません。人も来なかったので、レジャーシートを広げて昼食。鎌倉の駅弁といえば、大船軒。鯵の押し寿司や、しらすの釜揚げごはんなどを食べました。ハイキングには駅弁って便利ですね。
切通しを抜け、そのまま逗子のほうに歩き、逗子海岸へ。
その近くに徳富蘆花ゆかりの地があって、蘆花記念公園がありました。そこには、ほんの15年前に発見された長柄桜山古墳もありました。現在は国の史跡に指定され、本格的な発掘調査も始まったようです。でもひっそりとしていました。
古墳の上にある展望台からは江ノ島が。
そうそう、先日ブログに書いた、唱歌「紅葉」に出てくるヤマモミジがあったんです。
写真に納まりきらないほどの大木でした。なんかイメージしていたものと違うなあ・・・ ということで、京急の新逗子駅に到着して終了。大体5時間くらいで歩く事が出来ました。鎌倉のハイキングコースといえば、あまりに有名すぎて人が多いのが難点なんですが、このコースはほとんど人もいなくて良い感じ。お気に入りのひとつになりそうです。
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