« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

山あり海あり古墳あり

今日は鎌倉へハイキング。


といっても、メジャーな場所ではなく、鎌倉七口の「名越切通し」に行って参りました。名越切通しには、岩を切り抜いて墓地とした「まんだら堂やぐら群」があるのですが、現在は崩壊の危険があり公開されていません。しかし、この土日に限定的に公開しているとのことだったので、こりゃ行かなきゃと出発。


名越切通しについては、ハイキングマップなどの情報が少ないのですが、「鎌倉古道物語」http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/monogatari_folder/kama-ko1.htmlというサイトに詳細と簡単な地図が出ています。ただし、近辺の道路地図を併せて持っていかないと確実に迷いますので御注意を。


さてさて、鎌倉駅。

Nagoe_001


ちょうど紅葉が始まった頃とあって、鎌倉は結構な人出。しかし、名越に向かう人は少なく人に出会うことも無く、のんびりと歩く事が出来ました。


途中にあった安国論寺に寄り道。紅葉が素敵でした。

Nagoe_002

Nagoe_003

Nagoe_004


名越切通しは、JR横須賀線の鎌倉・逗子間にあるトンネルの上にあります。電車がトンネルに入るところあたりに名越切通しに入る小さな道があります。その道を進むとすぐに異空間に迷い込んだような景色になりました。

Nagoe_008


中間地点くらいのところ。

Nagoe_009

Nagoe_010


そして、限定公開されている、お目当てのまんだら堂やぐら群に到着。

Nagoe_012

Nagoe_013

Nagoe_014


凄かった。 こんなものが近場にあったなんて。 鎌倉は結構歩いてきたはずなんですが、まだまだ知らない素敵な場所があるのね。 ここでちょっと寄り道。近くにある昔の石切場であった大切岸に行ってみます。法性寺方面に少し下っていくと、延々と続く断崖絶壁。その所々に石切りの跡がありました。その中の一つに入ってみました。

Nagoe_015

Nagoe_016


現代みたいに掘削機があるわけでもないのに、凄いです。しばらく絶壁を観賞したあと、切通しに戻ります。切通しの一番道幅が狭いところ。

Nagoe_019

Nagoe_018


この場所の上に展望台があるのですが、行ってみたけど木が生茂っていて何も見えません。人も来なかったので、レジャーシートを広げて昼食。鎌倉の駅弁といえば、大船軒。鯵の押し寿司や、しらすの釜揚げごはんなどを食べました。ハイキングには駅弁って便利ですね。

Nagoe_017


切通しを抜け、そのまま逗子のほうに歩き、逗子海岸へ。

Nagoe_022


その近くに徳富蘆花ゆかりの地があって、蘆花記念公園がありました。そこには、ほんの15年前に発見された長柄桜山古墳もありました。現在は国の史跡に指定され、本格的な発掘調査も始まったようです。でもひっそりとしていました。

Nagoe_026


古墳の上にある展望台からは江ノ島が。

Nagoe_027


そうそう、先日ブログに書いた、唱歌「紅葉」に出てくるヤマモミジがあったんです。

Nagoe_024

Nagoe_023

Nagoe_025


写真に納まりきらないほどの大木でした。なんかイメージしていたものと違うなあ・・・ ということで、京急の新逗子駅に到着して終了。大体5時間くらいで歩く事が出来ました。鎌倉のハイキングコースといえば、あまりに有名すぎて人が多いのが難点なんですが、このコースはほとんど人もいなくて良い感じ。お気に入りのひとつになりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「照る・山紅葉」??「照る山・紅葉」??

秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓や蔦は
山のふもとの裾模様


みなさんも良く御存知の、高野辰之作詞、岡野貞一作曲の唱歌「紅葉(もみじ)」です。この曲は、唱歌の中でも最高傑作だと思っております。


さてさて。


この「紅葉」について、実は長年悩んでいた事がありました。冒頭の「秋の夕日に照る山紅葉」は、「照る・山紅葉」なのだろうか、「照る山・紅葉」なのだろうかと。


来年の横浜紫友会合唱団の定期演奏会で、源田俊一郎さん編曲:混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」をやるのですが、その中にこの「紅葉」が入っています。演奏するからには調べなければなりません。


その前に、なぜこんなに悩まなければならないかといいますと、旋律と歌詞の付き方があまりにも微妙なんですよ。旋律を優先して考えると、「照る山・紅葉」と捉える方がしっくり来ます。しかも、2番の歌詞の同じ部分が「散り浮く紅葉」となっているので、1番と2番の整合性を考えると、こちらが正しいのではないかと思うのです。対して、文として考えると、「照る山・紅葉」というのは単純におかしく、「照る・山紅葉」としか考えられません。ただ、歌の場合、歌詞を曲の都合によって改変したりすることが多いのですよ。だから、単純に文として読んだとき変なことが良くあります。これらの要素が絡み合って、どちらが本当に正しいのか分からなくなってしまっているのでしょう。


今度の休みのときに徹底的に調べてやろうと思っていたら、合唱団の団員、Tさんが完璧に調べてくれました。ウェブ上でも、どちらが正解か分からないような状態になっているので、Tさんの調査結果をここに転載致します。Tさんにはこの場を借りて御礼申し上げます。


-------以下転載--------


出典は「日本童謡辞典」上笙一郎 編 東京堂出版 2005年 です。

1.高野辰之 について
教育者・国文学者 1876~1947
長野県生まれ、号:班山(はんざん)、長野師範卒、東京音楽学校(東京芸大)教授、 文学博士、著書:「日本歌謡史」「日本演劇史」「家庭御伽話」

2.紅葉について
詩もメロディーも非常に美しく、色彩豊かな一幅の絵画を思わせる。高野が故郷の山々や軽井沢近くの碓氷峠に思いを寄せて、『万葉集』のうたを想起しつつ作詞したものだといわれている。『万葉集』巻第八の大伴宿禰書持の詠んだ「あしひきの山の紅葉今夜もか浮かび行くらむ山川の瀬に」などが、それであろうか。また、川に流れる紅葉を錦の織物にたとえた「水の上にも織る錦」という第二連の表現も、『古今和歌集』のなかの秋の歌「龍田川もみじ乱れて流るめり渡らば錦中や絶えなむ」(詠人しらづ)に見られるものである。

その本文中に・・・・

金田一春彦は、その色彩的な美しさとともに、「秋の(三)夕日に(四)、照る(二)山紅葉(五)」のように「奇数、偶数、となっている音の配列が、如何にも日本的で、口調のいいところがいい」(『定本高野辰之』2001年・郷土出版社)と評価している。


-------ここまで--------


ということで、「照る・山紅葉」が正解でした。ちなみに、カエデ科の植物で、山紅葉(ヤマモミジ)という品種があります。つまり固有名詞ということです。


本来は私が調べなければならないところを調べさせてしまい、心より恥じておりますが、知らぬは一時の恥と言うことで、またひとつ勉強させていただきました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

ミルキークリームロール

昨日、不二家のミルキークリームロールを食べてみたいよね~なんて話をしてたんですよ。んで、今日、合唱指導の帰りの電車の中で思い出し、途中下車して念願のミルキークリームロールをゲット。うきうき気分で家に着きました。


Milky_001


なぜか二つ。


考えることは同じでした。ええ、相方も買ってきていたのでした。しかも同じ店で。売り上げに貢献しちまった。ところで・・・うち、二人家族なんですけど。一人一本食べることになってしまいましたよ。折角なので、箱から出して二つ並べたところを撮ってみる。


Milky_002


わはは。


晩御飯の量を少なめにして早速挑んだのですが・・・クリームは結構あっさりしているのですが、生地がしっかりもっちりのため、お互い半分食べたところでギブアップ。また明日食べることにしましょう。


太るなあ(汗)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東薬祭

今日は東京薬科大学の東薬祭に行って参りました。今回で2回目。今年も我が東京薬科大学合唱団がミニコンサートをやるというので聴くのが目的です。1週間前私が練習で演奏曲を聴いたときは、とてもじゃないけど下手ッぴだったので、どうしようかなあと思ったのですが、去年に引き続きモッフルを販売するそうなので、それを楽しみに行くのも良いかと考え直したのでした(笑)。だって、モッフル好きなんだもん。


京王堀之内駅周辺でご飯を食べてから行こうと思いレストランを調べていたら、本場ネパールレストランなるものが駅前にあることを知り、行ってみることに。EVEREST(エヴェレスト)というところなんですが、中に入ってみると凄いスパイスの匂いが店内に充満していました。従業員は全員ネパールの方です。


Bランチを注文。
出てきたのが・・・・


Horinouti


これ。


ナンでかすぎ。直径40cmは軽く超えています。このお店、サフランライスとナン食べ放題なんですが、とてもじゃないけれどお替りできそうな気がしません。内容は、スープ・サラダ・カレー2種類・サフランライス・ナン・ラッシー。中辛を選んだのですが、全然辛くありませんでした。普通の辛さにしておけばよかったと後悔。でも、カレーはスパイシーでなかなか美味しい。そして、何よりもナンがレヴェル高すぎ。サフランライスも美味。お替りしたかったのですが、元々の量が多く、お腹いっぱいで断念。非常に満足。


宴会も出来るそうで、3500円で食べ放題+飲み放題だそうです。
忘年会の場所は決定か?(笑)


食事後、学校に向かい、ミニコンサートを堪能。響きの無い教室で歌いにくそうでしたが、学生だけで精一杯練習した結果が存分に出た演奏でした。本当1週間前はボロボロだったのに、よくぞここまで持ってきたなあというのが正直な感想。もう少し表現や表情が豊かになれば良いなあとは思ったのですが、これは今後への課題としておきましょう。聴いていただいた方も沢山いて、良い経験になったことと思います。ミニコンサートの最初、女子だけが出てきたので、もしや・・・と思ったら、また「携帯切らなきゃおしおきよ」を歌いやがった。どれだけ好きなんだよ(苦笑)。男声合唱のアニメソングメドレーも楽しかった。普段ジャンル的にできない曲を、こういう機会に積極的にやって欲しいね。


コンサートが終わって、おまちかねのモッフル。去年メニューにあったのに、今年は外れてしまったものが裏メニューになってるそうなので、その裏メニュー(内緒)と、苺&あんこを注文。今年も美味かったぞ。来年もモッフルやるなら行ってもいいかな。なんちゃって。


ということで、今年の東薬祭も大満足でした。

| | コメント (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »