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モーツァルト「レクイエム」総括

No8


9月19日、横浜紫友会合唱団の第8回目の定期演奏会が行われました。当日は、ほぼ満席となる盛況振りでした。まずは、御来場下さった皆さまに心より感謝申し上げます。また、ソリスト各氏・オルガン奏者・スタッフをはじめ、この演奏会にご協力いただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。


今回取り上げたのは、御存知のようにモーツァルト「レクイエム」(以下レクイエムと称します)。紫友会は、第10回定演にヘンデル「メサイア」公演を目指していて、その一環として、レクイエムに取り組むことにより、メサイアへの歩みを着実に進める意図がありました。本当は、レクイエムをやるには、今の紫友会の実力ではちょっと早いかなとは思っていたのです。しかし、合唱団はここ2年ほど大きな変化に見舞われていて、不安定な時期を過ごしていました。それを打破するためにカンフル剤となりうるものを考える。ただ、メサイア公演への道からは外れないものにする。レクイエムをやると心に決めるまではかなりの迷いがありましたが、精一杯やればなんとかなると言い聞かせ、推し進めることにしたのです。結果としては、やって良かったと思っています。


メサイアへの過程としてレクイエムを演奏するにあたっての目標は・・・


1:宗教音楽の形式を体感し、慣れる。
2:祈りの音楽としての精神を学ぶ。
3:宗教音楽を歌うにふさわしい発声技術の習得。
4:外国語に慣れる。
5:演奏するにふさわしい団員数の確保(今期は30人が目標)。


人前で演奏することで初めて分かる部分と言うのがあります。今回は、どこが出来てどこが出来ないのかをしっかりと確認する事で、メサイアに挑むにあたっての重点を掴む事が出来ました。来年に向けての更なる向上を目指した対策を、いくつか施すことを検討しているのですが、これもレクイエムを行ったことでの大きな成果だと思っています。


そして何よりも、レクイエムを通じて多くの素晴らしい歌仲間との出会いが生まれました。これはレクイエムをやっていなかったらあり得なかったことでしょう。特に男声の人数不足の解消は大きく、更にみなさんがとても紳士的な方ばかりなので、既にいるメンバーともすぐに溶け込みパートとして成り立っていたのには心からの幸せを感じました。今まで少ない人数で必死に支えてきてくださった方々が、ようやく安堵していただける状態になったことに、ほっとしています。


演奏については、今できることを精一杯やった結果であったと思っています。振りながら「おおっ!!」と驚きを感じたところもありましたし、練習では確実に出来ていたところが崩れたところもありました。ただ、皆が「心でうたいあげる音楽」を目指し演奏していたことに間違いはありません。演奏につきましては、すべて責任は私にあることですので、みなさまから頂戴する御感想につきましては、真摯に受け止めさせていただきます。


今回は初の試みとして、ヤマハエレクトーンシティ渋谷の御協力により、エレクトーンを使用してみました。最初は、パイプオルガン音+トランペット音+ティンパニ音でやる予定だったのですが、ヤマハから御紹介いただいた奏者様からオーケストラ音での御提案を受け、その案を採用しました。演奏してみての感想は、一言で表しますと、「諸刃の剣」。これについては、今後エレクトーン伴奏で演奏会を考えている合唱関係者への参考として、別にレポートを作成したいと思っております。もし、ご質問などありましたら、お問い合わせいただければお答え致します。


うわっ!長い!!


来年は、9月4日(土)が演奏会となります。これからの1年で紫友会の音がどのように変化していくのでしょうかね。期待と不安に胸が踊らされるこの時期が、実は一番好きだったりします。練習開始は10月6日(火)です。興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非歌いに来てくださいね!!


おわり。

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