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2009年9月

モーツァルト「レクイエム」総括

No8


9月19日、横浜紫友会合唱団の第8回目の定期演奏会が行われました。当日は、ほぼ満席となる盛況振りでした。まずは、御来場下さった皆さまに心より感謝申し上げます。また、ソリスト各氏・オルガン奏者・スタッフをはじめ、この演奏会にご協力いただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。


今回取り上げたのは、御存知のようにモーツァルト「レクイエム」(以下レクイエムと称します)。紫友会は、第10回定演にヘンデル「メサイア」公演を目指していて、その一環として、レクイエムに取り組むことにより、メサイアへの歩みを着実に進める意図がありました。本当は、レクイエムをやるには、今の紫友会の実力ではちょっと早いかなとは思っていたのです。しかし、合唱団はここ2年ほど大きな変化に見舞われていて、不安定な時期を過ごしていました。それを打破するためにカンフル剤となりうるものを考える。ただ、メサイア公演への道からは外れないものにする。レクイエムをやると心に決めるまではかなりの迷いがありましたが、精一杯やればなんとかなると言い聞かせ、推し進めることにしたのです。結果としては、やって良かったと思っています。


メサイアへの過程としてレクイエムを演奏するにあたっての目標は・・・


1:宗教音楽の形式を体感し、慣れる。
2:祈りの音楽としての精神を学ぶ。
3:宗教音楽を歌うにふさわしい発声技術の習得。
4:外国語に慣れる。
5:演奏するにふさわしい団員数の確保(今期は30人が目標)。


人前で演奏することで初めて分かる部分と言うのがあります。今回は、どこが出来てどこが出来ないのかをしっかりと確認する事で、メサイアに挑むにあたっての重点を掴む事が出来ました。来年に向けての更なる向上を目指した対策を、いくつか施すことを検討しているのですが、これもレクイエムを行ったことでの大きな成果だと思っています。


そして何よりも、レクイエムを通じて多くの素晴らしい歌仲間との出会いが生まれました。これはレクイエムをやっていなかったらあり得なかったことでしょう。特に男声の人数不足の解消は大きく、更にみなさんがとても紳士的な方ばかりなので、既にいるメンバーともすぐに溶け込みパートとして成り立っていたのには心からの幸せを感じました。今まで少ない人数で必死に支えてきてくださった方々が、ようやく安堵していただける状態になったことに、ほっとしています。


演奏については、今できることを精一杯やった結果であったと思っています。振りながら「おおっ!!」と驚きを感じたところもありましたし、練習では確実に出来ていたところが崩れたところもありました。ただ、皆が「心でうたいあげる音楽」を目指し演奏していたことに間違いはありません。演奏につきましては、すべて責任は私にあることですので、みなさまから頂戴する御感想につきましては、真摯に受け止めさせていただきます。


今回は初の試みとして、ヤマハエレクトーンシティ渋谷の御協力により、エレクトーンを使用してみました。最初は、パイプオルガン音+トランペット音+ティンパニ音でやる予定だったのですが、ヤマハから御紹介いただいた奏者様からオーケストラ音での御提案を受け、その案を採用しました。演奏してみての感想は、一言で表しますと、「諸刃の剣」。これについては、今後エレクトーン伴奏で演奏会を考えている合唱関係者への参考として、別にレポートを作成したいと思っております。もし、ご質問などありましたら、お問い合わせいただければお答え致します。


うわっ!長い!!


来年は、9月4日(土)が演奏会となります。これからの1年で紫友会の音がどのように変化していくのでしょうかね。期待と不安に胸が踊らされるこの時期が、実は一番好きだったりします。練習開始は10月6日(火)です。興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非歌いに来てくださいね!!


おわり。

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滋賀県・琵琶湖周辺旅行 10

【滋賀県・琵琶湖周辺旅行 彦根・長浜編・3】


彦根駅に向かう途中、遂に来ました。雨が。
この旅行をする際、天気予報では3日間とも雨でした。しかし、さすが我が軍。快晴とはいかないものの、またもや天気予報に勝ち、雨に降られずにいたのです。え~、イベント関係者様、私たち最強ペアですよ。雨を降らせたくない時は、オファーしてください。

まあ、傘を差さなくても良いくらいだったので安心していたのですが、電車に乗っていると段々と激しさが増してきました。そして、長浜駅に到着すると、超豪雨。あちゃー。とりあえず待合室に避難し、雨が過ぎるのを待っておりました。

待つこと30分。あらら、止んじゃいましたよ。しかし、凄い豪雨だったなあ。


少し足止めを喰らったものの、早速長浜を歩きます。まず向かうは琵琶湖。実は滋賀に来て、ちゃんと琵琶湖を見ていなかったことに気付き、まずは見に行かなければと決めておりました。


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う~む。
昔の人が海と見間違えたのも頷けますね。凄く広かった。雨が降った後の曇り空でしたが、その幻想的な風景に素直に感動しました。


長浜の街は、どこにでもある観光地といった感じで、特段面白しろいものが無かったのが残念でしたが、羽柴秀吉が作り上げた街の雰囲気は感じる事が出来ました。といっても、長浜の街自体は、当地出身の石田三成をメインキャラクターにしようと頑張っているようです。が、三成が遺したと言えるようなものが無いので、ちょっと無理があるのではないかな。


ということで、滋賀県旅行は無事に終了。


湖西・湖北はまったく行けませんでしたし、主に行った湖東・湖南地域も、湖東三山や近江八幡など、まだまだ見たいところがあったのを泣く泣く削りました。あ、竹生島も行けなかった。琵琶湖の遊覧船も乗れなかった。ということで、滋賀県は関東人からは馴染みの薄い地ですが、とっても見るところの多い魅力的な県だと断言します。

是非、滋賀県を訪れてくださいね!


滋賀県・琵琶湖周辺旅行日記終了。

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滋賀県・琵琶湖周辺旅行 9

【滋賀県・琵琶湖周辺旅行 彦根・長浜編・2】


ここに居たかっ!!

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ゆるキャラの帝王「ひこにゃん」様でございます。なんかこの日は、ゆるキャラ総動員の日だったみたいで・・・


茶々姫と、やちにゃん(井伊直弼の次女・弥千代姫)
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かもんちゃん(掃部頭・かもんのかみ)
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ひこちゅう(彦根城の忍者らしい)
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他にも一杯いたんですが、面倒臭くなったので撮るの止めました(笑)。特に最後の紫の奴は、妙に馴れ馴れしくちょっかい出してくるので、「お前は甲賀か?伊賀か?」と質問してみたら、分かんない・・とジェスチャーしてました。まあ、許してやる。んで、ひこにゃんが彦根の観光パンフレットを直々に配ってくれるというので、並んでみる。嫁は握手してもらって嬉しそうだった。

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まあ、おいらも握手してもらって嬉しかったんですけどね。ははは。でも、気付いたこと。ひこにゃん、いくら忙しいからといって、たまには洗ってもらいなよ。少し汚れていたひこにゃん・・・


あ、腹が減っていたのを忘れていました。早速、さっき行ったお店に入ります。「あゆの店・きむら」と言って、鮎の加工品を製造販売しているところなんですが、奥に飲食スペースがあります。鮎の雑炊と鮎の一夜干しをセットで注文。

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鮎雑炊、超美味え~♪
狭い店なので、観光バスの団体も来ないからゆっくりいただけます。彦根に行ったら、ランチの候補にしてください。


お腹も満たされたので、早速行動開始。
次に向かうは、滋賀旅行最後の地、長浜です。


続くの続く。

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滋賀県・琵琶湖周辺旅行 8

【滋賀県・琵琶湖周辺旅行 彦根・長浜編・1】


もう3日目。最終日です。
もうちょっと居たいよなあ。
60歳までに十分な金貯めて、すべての仕事を辞めて旅行三昧してやるわ!!


ふう。


まずは、ひこにゃんに・・うおっほん、彦根城に会いに行きます。彦根城は8時半から見られるそうなので、逆算してホテルを出ます。


無事に彦根城に到着。佐和口多聞櫓がお出迎え。

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うおおお。かっちょええ。。
既にテンション上がりまくり。
追い討ちをかけるように、今度は天秤櫓。

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まだまだっ!!
太鼓櫓!!

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そして・・・天守。

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ああ・・幸せ。。


早速天守の内部に入り最上階まで昇ったのですが、他の拝観者がいなくなった時間ができました。彦根城を独り占め。チャンス到来。大の字になって寝てみる。ううう、気持ちいい。証拠写真として立派な梁を写してみました。

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天守を後にし方々を拝観。最後に来るは玄宮園。ここから見える天守も格別のものでした。

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これで彦根城は終了。ゆうに2時間半。それでも見る事が出来なかったところもあるのですが、お腹が減ったので退散することに。腹には勝てない彦根城。すまんかった。

事前に調べておいた、鮎料理を食べさせてくれるお店に直行してみると、まだ営業開始まで時間があるとのことだったので、泣く泣く周囲をお散歩しました。夢京橋キャッスルロードの四番町スクエアの前を通ったら・・・


ここに居たかっ!!


続く。

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滋賀県・琵琶湖周辺旅行 7

【滋賀県・琵琶湖周辺旅行 石山寺・三井寺・安土城跡編・3】


遂に来ました安土城跡。男の憧れだよねー、ロマンだよねー。JR安土駅からは少し距離があるし、他もまわりたいのでレンタサイクルを借りました。

が。。

安土駅前のレンタサイクル店は3つあるんですが、どこにも料金表が掲示されていません。恐る恐る料金を聞いてみると1時間400円。1日貸し料金は無いそうです。他のところに比べて随分高いですね。まあ仕方が無い。帰ってから調べたのですが、隣の近江八幡駅なら1日1000円で借りられるそうです。しかも、近江八幡からサイクリングロードが整備されていて、安土の方に向かうことが出来るそうですので、3時間以上乗る場合は近江八幡で借りた方が良いです。

レンタサイクルの店の方って、なんであんなに話が長いのだろう。しかも、何度も何度も繰り返し同じことを話すので、親切にしてくれているのだろうけど、申し訳ないけど途中で勝手に出発しました。


自転車で10分ほど、遂に到着。

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早速登り始めましょう。


まっすぐに延びる大手道。

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これは、防御という概念じゃなく威厳を表すものだったのだろうなと思いました。それほど、この大手道には圧倒されました。


それでは、しばし安土城跡をご堪能ください。


※羽柴秀吉居館跡
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※織田信長廟所
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※天主跡
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※天主跡からの景色
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もう言うこと無いっす。。
ただただ感激。
来て良かった。。


拝観後は、秘密のものを出しましょう。


じゃ~~~ん♪

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三井の力餅です。やっぱり食べ物(笑)。うめえ♪


そうそう、安土の周辺は草のアシ・ヨシの有名な産地だそうで、まあ一般的には珍しい私の名字の「葭」の文字が、普通にありましたよ。

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ねっ!
かなり嬉しいっす。


もう17時になってしまったので、2日目の観光も終了。本当は近江八幡観光もしようと思っていたんですが、時間切れ。残念。


夕食は、奮発して近江牛♪

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肉、うめえよお・・


あ、このまま近江八幡観光できないのは少し悔しかったので、ごはんを食べた後、少し散歩しました。

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暗くてよくわかんねえ(苦笑)


石山寺・三井寺・安土城跡編 終了。
3日目に続く。

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滋賀県・琵琶湖周辺旅行 6

【滋賀県・琵琶湖周辺旅行 石山寺・三井寺・安土城跡編・2】


石山寺の拝観でいきなり予想時間をオーバー。まあ、仕方がねえ。三井寺に向かいます。駅を降りると目の前に川が流れていました。

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なんと、琵琶湖疏水。これが京都の南禅寺まで続いているんですよね。すげえなあ。


川沿いに歩いていくと、三井寺の手前に神社が。ここは三尾神社というんですが、卯年生まれの守護神が祀られているそうで、境内のあちこちにウサギをモチーフにしたものが飾られていました。

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三尾神社から少し歩いたところで、三井寺に到着。この三井寺、本当は園城寺というんですが、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があって、「御井の寺」と呼ばれていたところから、俗に三井寺となったそうです。三井寺は、文化財の宝庫で、あちらこちらに国宝や重要文化財がありました。仏像はもちろんなんですが、面白いものが結構あったりして楽しめます。


※「弁慶の引摺り鐘」

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延暦寺との争っている最中、敵方の武蔵坊弁慶がこの鐘を奪って比叡山まで引き摺り上げ叩いたところ、「イノーイノー(関西弁で帰りたい)」と響いたので、「そんなに三井寺に帰りたいのかーーっ!!」と怒った弁慶が谷底に投げ捨てたんだそうです。

実際、傷とかあって、その時にできたとされているそうなんですが・・・ありえねーー(笑)


※「左甚五郎の龍」

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左甚五郎が彫ったとされる龍です。この龍、夜な夜な琵琶湖まで出かけていって暴れまくってしまい、困った作者の甚五郎が自ら龍の目玉に五寸釘を打ち込み静めたのだそうです。

ありえねー(笑)


他にも日本三銘鐘の一つとして名高い「三井の晩鐘」があったり、前にも書いた霊泉が、ぼこっぼこっと今も涸れることなく湧き出ていたりと、違った意味で楽しめるというのが新鮮でした。でも、一番のお気に入りは、「仁王門」。

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かっこいーーーーっ!!

この仁王門は見なきゃダメでしょう。


ここも1時間くらいかなあと思ってたんですが、余裕で2時間。あちゃーー。見るとこ多すぎだよ(泣)。2つ見ただけでお昼過ぎてやんの。お腹が減ったので大津駅まで出てランチタイム。その途中・・・

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車道を電車が走ってる!!
路面電車なら話分かりますけど、普通の電車ですよ。かなりびっくりしました。


お腹を満たし、秘密のもの(後ほど公開します)を買って、向かうは安土城!!


続くの続く。

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満席恐怖症があっさり決定。

横浜紫友会合唱団の定期演奏会のお話。


モーツァルトのレクイエムというのは人気があるんですね。いつもは「もっとお客さん来てくださいよぉ(懇願)」という状態なのに、今回は「満席」の恐怖に怯えています。


全席自由のチケットというのは、当日来場してくださるお客様数の予測が難しい。一応、過去の演奏会の「ご来場数÷チケット発行枚数」から予測をして、あと何枚は出せるとか計算はしているのですけれど、机上の計算は机上でしかなく、当日どうなるかはまったく予想も付きません。


意外にスカスカになるかもしれないし、予想を超える方が来場しギリギリになるかもしれない。最悪の事態を想定して若干余裕は持たせてあるので大丈夫なはずですが・・・とにかく無事を祈るばかりです。


こんなことなら全席指定にしておけばよかった。


でも・・・指定席も色々トラブルが出てきますしねぇ。


まあ、嬉しい悩みではあります。。


9月19日(土)
横浜紫友会合唱団・第8回定期演奏会
モーツァルト「レクイエム」
開場13:30 開演14:00
横浜みなとみらいホール(小)


もう少し発券できそうです。
ご予約はお早めに。


話は変わり。。


先日、来年のホール予約に行ってきたんですよ。横浜の某ホールはとにかく競争率が高いんです。良いホールだから仕方が無い。その中でも割合くじ運は強いみたいで、今までの勝敗(?)は五分五分。今年も気合を入れて行ってきました。


ホールに着くと、例年よりかなり申込者が多い印象。「あ~~来年は絶対に無理だな・・」と半ば諦めつつ抽選申し込み。ここのホールは月初めに申し込みをして後日抽選という形なので、いつも数日間はヒヤヒヤします。


が・・・今年はその日のうちに連絡が来ました。


希望した日に他に申込者がいなかったらしく、無抽選で決定。


あっさり決定。


あれ??


すげえラッキー♪


ということで・・・
2010年の横浜紫友会合唱団の演奏会は、
9月4日(土)に開催致します。


来年もよろしくお願い致します。(早過ぎ)

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