聴くのも修行。
今日は、午前中、城山PTAコーラスの指導を終えた後、新宿に出て久しぶりにマックで昼食。たまにはジャンクフードも良いものだ。
そのまま初台に出て、オペラシティのコンサートホールでマタイ受難曲を聴く。
聴くことも修行の内だ。スコアを読みながら拝聴しましたが、本当に三澤先生は勉強になります。とある合唱団でアシスタントを務めていた頃、先生のことをよく観察していましたので、指揮の振り方で色々分かる事があり面白かった。日本にこんなに素晴らしいエヴァンゲリストがいたことにも素直に感動。
もちろん合唱も頑張ってました。レヴェルノ高い演奏でした。強いて言えば、せっかくポテンシャルを持っているのだから、もう少し場面場面での指揮者の要求する表現・表情を考えて歌って欲しかったかな。技術的なアプローチ・感情的なアプローチのバランスをどう考えていくかの問題だと思うけど、音楽・歌詞が訴えようとしていることと、歌声の質(色)・発音の方法が一致していないところが結構あった。言うのは簡単だけれど、それだけバッハは難しいということでもある。終曲は特に思ったのだけれど、3時間も歌ってきての終曲だから、感情が高ぶるしなあ。難しいところだ。自分だって歌う側だったら自信が無い。プロとしては失格だけど。
ドイツ語は慣れていないと厳しいね。舞台発音のこともあるし。大熊文子先生のレッスンに初めてドイツ歌曲を持っていったとき、シューマンの歌曲の冒頭2小節の発音「Du meine Seele, du mein Herz」だけで、1時間のレッスンを4回費やしたことを懐かしく思いました。厳しかったなあ・・「あなたは、私の弟子である限り、完璧な発音をしなければならないのよ」って。自分が操るドイツ語が、大熊先生を始め、クッター先生やリヒター先生の顔に泥を塗ってしまうんだ・・・・と、必死だった。もっと先生の元で勉強したかったなあ・・・
と、色々考えた一日でした。
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