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東京薬科大学合唱団第51回定期演奏会

5月24日、東京薬科大学合唱団第51回定期演奏会が無事に終了しました。まずは、お忙しい中ホールに足を運んでくださった皆様、関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。

まず最初に。。
去年は満員御礼だったのに、今年は空席が目立ちました。OBOGのみなさんへの告知が遅れたことが影響したこともあるでしょうが(これは申し訳ないが、現役生の不手際ではありません。)、せめて、50回演奏会の舞台に上がった方々は、聴きに来ていただきたかったです。これでは50回で合同演奏をやった意義がなくなるし、今後の合同演奏の企画については参加者の募集範囲など形を変えざるをえないでしょう。もちろん、私が教えている世代はありがたいことに9割は来てくれていたし、本当に東薬合唱団を愛し、支えてくださっている上の世代の方がおられることには、心より感謝しております。

苦言はこのくらいにしておいて・・

ホールに関して。
今回使用した南大沢文化会館。ちょっとクセのあるホールで、ベストな配置を決めるのに苦労しましたが、リハーサルで色々試し見つける事ができました。山台も、予定していたより高くしてもらったし。ちょっとした配列の違いで全然違うんですよ。まあ、これがしっかりできれば半分は成功したようなもんです。ホールの舞台監督さんも、とても人柄の良い方で、気分よく進める事ができました。

演奏に関して。
この合唱団を指導して、もう7年になるんですね。とにかく学校のカリキュラムのせいで、練習時間が限られる環境。それはそれで仕方が無いので、毎年毎年自分の中でテーマを持ち、それを克服しながら少しずつ成長できれば良いなあとやっているのですが、今までに作ってきた下地が、ここにきて表に出てきたかなあと感じています。1年目から聴いてくださっている方には如実にお分かりになると思うのですが、確実に上手になっています。1年ごとにメンバーは変わっていくわけですが、一つ一つクリアしてきたものは確実に蓄積されていくんですね。卒業生の中には「今のほうが全然上手い」と羨ましそうに言う子もいるんですが、それは彼らが在籍時代に積み上げてきたものが受け継がれて、更に積み上げてきたことの結果です。それが伝統というものなんです。もちろん、課題は山ほどあります。まあ、私もプロですから、細かいところで「う~~ん」と思うところはあるのですが、少ない時間で押し込めようとしたら無理が出てきます。いや、鬼に徹してやろうと思えばできるんですよ。でも、それではたった4年間の合唱活動で燃え尽きてしまう人が沢山出てきてしまうでしょう。それはそれでよいと考える方もいるでしょうが、私は絶対に反対です。たかが数年間で経験できることは多くありません。合唱の世界はもっと広い。燃え尽きさせてしまう指導者は、結局はその人の可能性を奪い、狭い世界しか見せることのできない、合唱というものを自分の名声のための道具としてしか利用しない人だと思っています。私は絶対にそういう指導者にはなりたくありません。難しいですが、「もっと歌いたい!」と思ってくれるような指導を心掛けたいと、切に思っています。

最後に。
今年は定演の時期が早かったので、1年生にとっては、およそ1ヵ月半でステージに上がったわけで、大変だったと思います。でも、よく頑張りましたね。来期はガンガン歌っていただきますので覚悟するように(笑)
4年生は卒団ですね。1年間運営ご苦労様でした。色々苦労が多かったと思いますが、定演が無事に終わったことで、ほっと一安心ですね。この1年間の経験を社会に出ても生かしてください。
2・3年生は、来期からいよいよ幹部です。先輩たちが積み上げてきたものを大切に、また、自分たちで新たな歴史を作っていってください。

最後に一言・・・


あ~~~~~~~疲れた!

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