佐渡旅行7
3日目続き
蓮華峰寺(れんげぶじ)。小比叡騒動の舞台になったところです。蓮華峰寺と小比叡騒動については、書くのも面倒なので、こちらをご覧ください。空海が開いた真言宗のお寺だそうですが、地域の名前が「小比叡」なんで、元々は天台宗だと思うんですがね。まあ、寺が誰によって開かれたってのはいい加減なことが多いですから、ある意味どうでもよいことではあるんですが。
御託はこのくらいにして、向かいましょう。国道350号線に戻り目指します。快適に走っていると・・
「あっ!わらじがあった」
「え~~~~!!」
これも司馬さんの本に、倉谷というところには電柱にデッカイわらじが掛けてあると書いてありました。これは「道切り」と言って、悪い輩が集落に入ってこないように、「うちの集落には、こんなにデッカイわらじを履く大男がいるんだぞ!」と、脅しというか、おまじないの意味で掛けてあるんですね。まだ風習が残ってたみたいです。
見たかった。。こういうとき、車は困るんですよね。駐車できるスペースも無かったので、泣く泣くスルーすることにしました。
蓮華峰寺に到着。
ん?山門がありません。小比叡騒動の名残なんでしょうかね。境内全体も囲ってあるようなものはありませんでした。
普通山寺というのは、山の上の方に向かって建築物があるものですが、このお寺は、谷底に向かって建てられています。坂を下っていくと、大きなイチョウの木がありました。
このお寺も、建物が質実剛健という感じで、歩いている間、圧倒されまくりです。
これは骨堂。国の重要文化財だそうです。佐渡は藁葺が本当に良い。藁葺ツアーをしたい人には絶好の場所ではないでしょうか。
境内には、小比叡神社なるものもあります。
神社の額をみてみると・・
見辛いとは思いますが、「山王大権現」と書いてあります。明治政府の悪政の一つ、廃仏毀釈でこの名前は使えなくなったはずなんですが、佐渡に徳川幕府が無くなったことが伝わったのは2ヵ月後だったといわれていますから、まあ、のんびりしてたんでしょう。きっと、「廃仏毀釈?ふ~~ん」って感じだったのでしょうね。
なかなか良いお寺でした。
続く。。
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