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モネとヤマハ

最近忙しく、自分の心の糧になるような事をしていませんでした。ようやく落ち着いたので、観たかった美術展を、先週と今週で行ってきました。

先週は、横浜美術館。水をテーマにした展示です。ちょっと展示物が弱かったかな。でも、空いてたし、落ち着いて観る事が出来たので、まあ良しとしよう。それよりも、ちょうどミニコンサートをやっていて、出演していたピアニストがなかなか見事で楽しめました。ほんの30分のステージでしたけれど、他の人の演奏を聴いたり、息遣いを感じたり、良い時間でした。

そして今週は、国立新美術館のモネ展です。モネの鮮やかな紫色が好きなので、楽しみにしていたのですが、なかなか行くことができなかったのでヤキモキしていました。会期末だから混んでるのだろうなと覚悟してはいましたが、美術館に着き、60分待ちのアナウンス。仕方が無い。やっとのことで入場できたのですが、凄い人だかりで、とても楽しむという雰囲気ではありませんでした。それでも、モネの鮮やかな紫色は、いつ観ても良いものです。うっとりしますね。1900年を越えてからの作品は好きではないのですけれどね。あと、睡蓮の作品が12~3点ありましたが、良いなあと思ったのは1点だけだったなあ。ちょっと残念。

これだけモネの作品が集められているのは凄いことなんでしょうけれど、美術館というのは、たとえ1点だけだったとしても、ひっそりと観られたほうがいいですね。例えば、大原美術館でエルグレコの受胎告知や様々な作品を独り占めして観ることが出来た時間の方が、後々まで心に残るのでしょうね。

まあ、一番気になったのは、美術館の貧相さ。外観はもちろんのこと、会場内部にしても、作品を飾るパーテーションにしても、すべてが貧相。あれでは作品が可哀想。国立新美術館といっても、そこいら辺にあるようなただの貸しスペースといった感じです。余程良い企画が無い限り、行く事はないだろうな。

疲れました。

そのあと、欲しい楽譜があったので、銀座のヤマハへ。あれ???なくなっている。と思ったら、改築中でした。随分と離れたところにある仮店舗に行ってみたのですが、楽譜の数が極端に少なくなっていて、これだったら、まだ横浜のヤマハのほうが良いというレヴェルでした。山野にも行ってみましたが、やっぱりだめ。しばらくは楽譜を探すのに苦労するな。困った困った。

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