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2007年6月

モネとヤマハ

最近忙しく、自分の心の糧になるような事をしていませんでした。ようやく落ち着いたので、観たかった美術展を、先週と今週で行ってきました。

先週は、横浜美術館。水をテーマにした展示です。ちょっと展示物が弱かったかな。でも、空いてたし、落ち着いて観る事が出来たので、まあ良しとしよう。それよりも、ちょうどミニコンサートをやっていて、出演していたピアニストがなかなか見事で楽しめました。ほんの30分のステージでしたけれど、他の人の演奏を聴いたり、息遣いを感じたり、良い時間でした。

そして今週は、国立新美術館のモネ展です。モネの鮮やかな紫色が好きなので、楽しみにしていたのですが、なかなか行くことができなかったのでヤキモキしていました。会期末だから混んでるのだろうなと覚悟してはいましたが、美術館に着き、60分待ちのアナウンス。仕方が無い。やっとのことで入場できたのですが、凄い人だかりで、とても楽しむという雰囲気ではありませんでした。それでも、モネの鮮やかな紫色は、いつ観ても良いものです。うっとりしますね。1900年を越えてからの作品は好きではないのですけれどね。あと、睡蓮の作品が12~3点ありましたが、良いなあと思ったのは1点だけだったなあ。ちょっと残念。

これだけモネの作品が集められているのは凄いことなんでしょうけれど、美術館というのは、たとえ1点だけだったとしても、ひっそりと観られたほうがいいですね。例えば、大原美術館でエルグレコの受胎告知や様々な作品を独り占めして観ることが出来た時間の方が、後々まで心に残るのでしょうね。

まあ、一番気になったのは、美術館の貧相さ。外観はもちろんのこと、会場内部にしても、作品を飾るパーテーションにしても、すべてが貧相。あれでは作品が可哀想。国立新美術館といっても、そこいら辺にあるようなただの貸しスペースといった感じです。余程良い企画が無い限り、行く事はないだろうな。

疲れました。

そのあと、欲しい楽譜があったので、銀座のヤマハへ。あれ???なくなっている。と思ったら、改築中でした。随分と離れたところにある仮店舗に行ってみたのですが、楽譜の数が極端に少なくなっていて、これだったら、まだ横浜のヤマハのほうが良いというレヴェルでした。山野にも行ってみましたが、やっぱりだめ。しばらくは楽譜を探すのに苦労するな。困った困った。

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指揮者不在

先日、大阪のオーケストラが、突然の指揮者不在で演奏会を行ったそうだ。プログラムは、フォーレのレクイエムと、ブラームスの4番だったらしい。フォーレのほうは合唱指揮者が代役で振ったものの、ブラームスは指揮者不在のまま、コンサート・マスターが指揮者を兼ねたそうです。

オーケストラ演奏で指揮者にトラブルがあった場合、コンサート・マスター(ミストレス)がヴァイオリンを弾きながら指揮の代役を務めるのは普通のことなのですが、結構話題になっているみたいですね。

さて、自分のことです。

私は、合唱団とはとことん付き合う性分なので、設定された練習には当然全部出ています。今まで一度も急な欠席をしたことがありません。でも、これは大きなリスクを背負うことにもなっていて、自分に何かがあったとき、どうしようもなくなるんです。熱があろうとも、怪我をしようとも、胃に穴が開こうとも出席しなければなりませんから、行けなくなる状態に絶対ならないよう注意をしています。だから、大きな怪我に繋がるようなスポーツは避けていますね。まあ、死んでしまったら仕方が無いのですけれど。

本番前は、何よりもまず、自分が死なないように注意する。本番当日、会場に着くまで、事故に遭わないよう気を付ける。

でも、今回の記事を読んでいると、所詮自己満足なのかもしれないなとも思いました。もし、万が一自分がいなくなっても、それだけの練習を積んできている訳ですから、残った奏者がちゃんとやってくれると思うし。そもそも指揮者ってのは、練習までが重要で、本番は、ただの宴会部長ですからね。

普段から、いなくなっても大丈夫なように意識をさせるのも大切なのかな、と、考えさせられました。

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反省会

昨日は東薬合唱団の反省会+飲み会でした。

例年、この反省会が終わると4年生とは会わなくなるんですよね。ちと寂しい。反省会での各人のコメントを聞いていると、それぞれがどういった想いでこの演奏会を迎えたかが分かり、感慨深いものがあります。そういえば、今年は大きなハプニングがなかったなあ。まあトラブルが起きても、それに対応できるだけの視野を持つことが出来るようになったのかもしれない。6年間という継続の力をひしひしと感じました。

その後飲み会に。

色々学生と話していて、3年生が、おいらが東薬を指導することになった経緯を知らなかったことにびっくり。もう、そんなことになっているんだね。まあ、もう笑い話になっているのかもしれないな。それでいい。

○○先輩かっこいいよね~とか、○○先輩すごいよね~とか、○○先輩しっかりしてるよね~とか、卒業生が尊敬のまなざしで見られていましたが・・・・


あいつらの学生時代はなあ!!!!!!!


イメージは壊さないようにしました(笑)
実際、大人になったなと思いますよ。社会に出るって、そういうことなのかなと思ったり。おいらも、ことあるごとに、卒業生の名前を出すようにしているので、身近なお兄さん・お姉さんという存在なんでしょう。

ま、そのうち、身近なおじ(略)

卒業生の皆さんには、歌ってくれた人はもちろんのこと、演奏会の様々な仕事をやってくれた人、現役生のために毎年集まってくれて、本当に感謝しています。これからもよろしく見守ってください。

19時から始まって、22時に終了。これからは新しい活動のスタートです。来年は、どういう音を響かせてくれるのかな。楽しみにしていてください。

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演奏会を終えて

まず、長文・駄文はお許しを。

2007年6月17日。
東京薬科大学合唱団第50回記念定期演奏会が無事終了しました。

まずは、ご来場下さったみなさま、また、この演奏会に向けて多大なるご協力をいただいたみなさま、参加者のみなさま、演奏者のみなさま、そして、運営にご尽力いただいたみなさまに深く御礼申し上げます。また、学生諸君は大変だったと思いますが、いろんな意味で大いなる経験を積んだことでしょう。お疲れ様でした。私としては、自分から提案したことだけに様々なプレッシャーはありましたが、みなさまのお力添えでここまでこられたことに、正直、ほっとしています。

毎回の演奏会の一回一回を大切に、学生に音楽の素晴らしさを伝えていく責任、また、今までの歴史への畏敬や、この合唱団を支えてきた人々への感謝を持って臨んでいます。が、私はあくまでも部外者でしかありません。この大学に入り、合唱団員として活動してきた人にしか伝えることができないものがあります。今までは学生の活動を軌道に乗せるサポート、そして、「在る」ことが当然になるようにすることに力を注いできましたが、各代が試行錯誤しながらも努力をしてきたおかげで、今ではいろいろな面で自主的に活動し、私が何も言わなくても進むようになりました。ここまで来たからには、私にはできないことを卒業生にやってもらう機会を設けたいと思ったのです。今回の演奏会は、これが大きな目的でした。

これだけ大規模な演奏会は、学生の生活状況から考えればかなりの無理があったはずです。でも、今しかないと思ったので、推し進めました。学生の本分は、あくまでも勉学であると思っています。合唱活動はあくまでも「枝葉」です。絶対に「幹」になってはいけない。ただし、この大学に入った目標である「幹」を、太く、そして天高く伸ばすためには、絶対に「枝葉」が必要です。学生にとって合唱活動が、欠くことのできない、大切な一つの枝葉であって欲しいと願っています。係わった学生には、もの凄く大きな枝葉になりましたが、それを幹の成長につなげて欲しいと思います。今後について色々ご意見を頂戴しましたが、これからも日々の活動を大切に、枝葉を育てていきたいと思っています。関係者様には、学生のためのサポートを、引き続きお願いしたいと思います。

学生演奏については、皆が一所懸命奏でた結果ですから、各ステージとも大変満足しています。特に今年は、演奏者にとってプラスになるような素晴らしいホールでしたので、歌いやすかったと思います。私の家内は、表に出るのが嫌いなので、いつも客席でひっそりと聴いているのですが、校歌が終わった後、後ろの席の方が、「なんだ。なかなか上手いじゃないか。」と言っていたそうです。余程、ヘタクソだと吹き込まれていたのでしょうか(笑)毎年、予算の関係もあってホール選定に苦労するのですが、毎年このようなホールでできると良いのですがね。彼らが真摯に取り組んできたものをそのまま出すことができる環境を提供してあげたいなあと思うのですが。私としては、学生だけと一緒に出来るステージが無かったのが、ちょっと寂しかったです。

合同演奏は、最初の「遥かな友に」に込められた想い、そして、戴冠ミサ最後の「PACEM」に込められた想いが、最後の最後に声に現れたのが総てです。特に「遥かな友に」は、思うところがあって敢えて一曲目にしたので、その意図を表現することが出来、幸せでした。ただ一つ言えば、嬉しいことに当初の見込みより(かなり!)参加者が多かったため、もう少し大きなホールだったら・・・贅沢ですね。ごめんなさい。最後の「夏のゆうべ」は、最高でした。これだから指揮者はやめられないです。

長すぎです(苦笑) 

終わり。

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燕尾服はメンドクサイ

東薬合唱団の定期演奏会まで、あと4日。

今回はオーケストラを振るので、久しぶりに燕尾服を着ることにしているのですが・・・・・・・

この燕尾服、超メンドクサイ。

燕尾服は、アクセサリーにいたるまで、すべて身に付けるものが決まっているんですよ。

まず、燕尾服上下は当然として、蝶タイは白、ウェストコート(ベストのこと)も白、カフスは白蝶貝を使ったもの、ズボンもベルトを使うのはご法度で、白のサスペンダー。靴は黒エナメルのパンプス(オペラパンプス)。ポケットチーフは、スリーピーク。

これだけでも、「ふぅ・・・」となります。一応全部持っていますけれど、まあ、舞台ですから、遠くから認識できないものは、適当にしますがね。

一番面倒なのが、実はシャツなんです。

ウィングカラーはもちろんのこと、前には、ヒダの付いてない、イカ胸になります。ボタンも本来は付いていませんで、一つ一つ白蝶貝の鋲で留めなくてはなりません。しかも、以外に知られていませんが、袖は「シングルカフス(本カフス)」が本式で、袖口を折り返した「ダブルカフス」は、駄目なんです。「ダブルカフス」は、フランスで当時流行った着崩しのなごりなので、本式には使えないのですね。といっても、私はダブルカフスが好きなので、ちょっと「ちょい悪おやじ」をやっちまいますが(笑)

あ~~~、めんどくせぇ。

略礼服のタキシードを考案した人には、本当感謝したいですね。これだけでも随分楽です。

が!!!

タキシードさえ着るのもメンドクサイ時があります。そこで、今、指揮者の間でひそかに流行っているのがあります。それは、「マオカラースーツ」。

マオは、毛沢東の「毛」からとられたもので、ようするに、中国の人民服みたいなものです。

おいら、これ、すっごおおおおおおおおおおく欲しい。

現在ネットで色々調べていますが、いいなあと思うデザインがいっぱいあって、悩んでいます。


5着くらい買ってやろうかな♪(ぉぃ)

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さてと・・

今日は東薬の合同練習。
会場のオリンピックセンターへは、代々木公園駅から歩くのですが、ちょっと寄り道して、童謡「春の小川」のモチーフになった場所に寄ってみました。

Photo_3

石碑なので、周りの景色が写り込んでしまい、
見辛いですが・・・

小田急線の沿線にあります。

あそこいらへんも、昔は豊かな田園風景だったことを思うと、なんだかなあという気持ちにはなります。もうずっと前に亡くなりましたが、うちのおばあさんなんか、原宿は未だに「村」だと思ってましたからね。時代は変わるものです。

さて、問題の練習。

演奏会までの日にちが近づいたためか、ずっと来ていない人たちも来るようになり、ようやく本番に近い人数になってきました。が、まあ、やはりというか、音楽的には落ちたわけですよ。狭い部屋で、音響もデッドだったというのもあるでしょうが。

アンサンブルには、絶対に「こなれること」が必要です。どんなに上手い人が集まっても、出てくる音に対して自分の居場所を感じることができないと、アウトです。

そういう意味で、いつも練習に出て肌でそれを感じている集団と、いない集団、2つの音が出てくるであろう事は分かっていたので、あまり落ち込んではいないのですが、この2つの音を、いかに一つにするかが悩むところではあります。

とりあえず全曲を通してみて、ポイントとなる所が分かったので、次回の練習では、そこを重点的に創っていきたいと思ってます。自分としては、完璧に暗譜ができた(頭で考えなくても、総ての音符が紡ぎ出され、求める表現も自然に出た)状態になったので、一人一人をチェックしつつ、更なる追い込みをしようと思っています。

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ガッツリ!!

今日は、相方はお出掛け。

そんな日は・・・・・

肉をガッツリ食う!!


これに限るぜ。


メタボリック上等!!かかってこいやーーーーっ!!

いや、普段食ってないわけではねぇ。食卓には、肉の倍以上の野菜が並ぶ。これはこれで美味い。しかしな、男は時には野生に戻らなきゃいけねぇってもんだ。わかったか!!大バカ野郎のコンコンチキが!!

今日の生贄は、豚のロース肉だ。

フライパンに油を入れ、にんにくスライスをぶっこむ。たまらねぇ匂いがしてきたぜ。油ににんにくの香りが移ったところで、いよいよ肉の投入だ。おっと、ここで慌てちゃいけねぇ。1枚1枚、素早く優しく投入してくんだ。そうしねぇと、焼きムラができちまうからな。気合が入りすぎて、500グラムも買ってきちまった。全部投入するか・・・・いや、300グラムくらいにしておこう。

肉を入れたら、すぐ胡椒だぜ。ミルでしいた・・・・しいた・・・漢字が出てこねぇよ。ま、いいか。そういえば、「布団をひく」って書いたときにも漢字が出てこなかったな。しょっとして「ミルでひく」「布団をしく」か??これだから照準後はいけねぇ。照準後???なんだこりゃ。ひょうじゅんごか。標準語。おぉ、でてきやがった。まったく、標準語なんてぇ田舎言葉は、つけえづれぇな。人の前でしゃべること多いだろ。すんげぇてーへんなんだよ、標準語使うの。まあ、本気で怒ったときは出ちまうがね。標準語で怒ってるうちは、本気じゃねぇえから、安心しなせぇ。

話を戻すか。

ミルで挽いた胡椒は最高に香りが良い。満遍なく肉に化粧をしてやんねぇえとな。焼き色が付くまではじっと我慢。決してしっくり返しちゃいけねぇ。おお、焦げ目が付いて美味そうだ。ここで、素早くしっくり返す。いつやっても、俺のフライパン裁きは最高だぜ!

肉をしっくり返したら、酒を投入。少しだけ、蒸し焼きにしてやる。次に醤油と砂糖。砂糖を少し入れると照りが出るし、肉の甘みが引き出されるからな。ここで、煮詰めるようにする。醤油の香ばしい匂いがしてきたら、完成だ。

おっと、最後に八幡屋の七味ですよ。八幡屋ってぇのは、善光寺門前にあるんだがな。ここの七味は最高。おまいさん、よっく覚えときなさいよ。



よし!!完成!!!!


飯も炊き上がったな。今日はどんぶりによそらないとな。なんてったってぇ1合飯。茶碗にはいらねぇや。

いただきますっ♪



肉・肉・肉・ごはん


肉・肉・肉・ごはん・おこうこ


肉・肉・肉・ごはん


肉・肉・肉・ごはん・おこうこ


肉・肉・肉・ごはん


肉・肉・肉・ごはん・おこうこ・・・・







ふぅ・・・幸せ。。。

やっぱり、男はこれだよ・・・・・うぇっぷ。。

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