続きです。(俺、頑張ってるよ~!)
さて、ここからどうするか。。
行き先には2通りあります。鉄道文化村で遊ぶか、アプトの道を走破するか。
ま、われわれの行動パターンをご存知の方には、どちらを選択するか手に取るようにおわかりのことでしょう。え~、当然(?)、アプトの道です。
一回横川駅まで戻ります。アプトの道の地図は、駅で配布されているのですが、それをみると約3時間の行程と書いてあります。3時間かあ・・・せっかく来たんだから、ま、いいか。。いや、いつも、この「ま、いいか」がいけないんですよね。まったく貧乏性は困ったものです。
駅で、釜飯の容器を返却し、ものすごく軽くなったリュックに「ほっ♪」としつつ、出発。
恒例の「無謀タイム」突入にも、今回はちょっと余裕があります。実は、朝、小根山森林公園に行く途中で、杖にするのにちょうど良い木をゲットしてたんです。杖があると、こんなに登りが楽になるのねえ~と、良き相棒を得たおいらには、敵無し気分なのです。そういえば、道ですれ違った家族の子供が、この杖を見て、すっごく羨ましそうな顔をしてたな。「いいだろ~~~~」というような目線を投げかけたら(大人げない)、突然そこいら辺にあった木の棒を拾って、おいらのまねして歩きはじめてんの。可笑しかった~。少年よ、逞しく育て!!実はこの子供だけじゃなくて、すれ違う子供たちみんなに「いいなぁ」って顔されていました。魔法の杖にでも見えたのだろうかしらん。
鉄道文化村を横に見つつ、歩を進めます。

遊歩道は舗装されているので、ちょっと足への負担が大きいです。ま、杖があるから大丈夫ですが♪
歩いていると、向こうから汽車が近づいてきました。

信越線は複線でしたので、片方が遊歩道になっていて、もう片方は、線路がそのまま残っているわけです。なぜ線路を残しているかと言いますと、横川~軽井沢間復活の動きがあるそうで、この秋には試験運転がされるという話を聞いています。今は鉄道文化村のアトラクションとして、観光用のトロッコ列車を走らせています。といっても、軽井沢まで行っているわけではなく、途中にある温泉施設までですが。
しばらく、だらだらとした上りを歩いていくと、丸山変電所がみえてきました。

ただの変電所なのに、レンガ造りの建物って、なんて美しいのでしょうね。
温泉施設を抜けると、ここからは、旧トンネル道を歩きます。あまり知られてないようですが、横川~軽井沢間には、旧トンネルと新トンネルがあるんですね。ですから、最近廃止された線路跡を歩くわけではありません。旧トンネルのほうが趣があってよい感じがします。
抜けられるトンネルは、5つ。6つめのトンネルからは、立ち入り禁止です。つまり、6つめのトンネルへの入り口が終着地になっています。

これは、1号トンネル。

これは・・・何号トンネルだったっけ?まあいいか。ちょっと綺麗に撮れたのでアップしとこう。ちなみに写っている人影は相方で、お化けではありません。
トンネルの途中には、碓井湖というダム湖もあります。

水がとっても綺麗でした。この湖も20分程度で周遊できますので、気軽に立ち寄れていいですね。
ということで、終着地である6号トンネル前に無事到着。トンネルの手前には、巨大なめがね橋があります。

やっぱレンガ造り、ええわぁ~~。
ちなみに、このめがね橋は、旧国道18号に隣接しているので、車でも行けますよ。
えっと、かかった時間は・・・70分。あれ?パンフレットには90分と書いてあったのに。うちらって、時速何kmで歩いてるんだろう・・という疑問はさておいて、予定より早く到着。
後は、来た道を戻るだけなので省略。
アプトの道は、メインとして行くにしては、ちょっと物足りないかなあと思いますが、小根山森林公園か鉄道文化村、または前記した温泉施設とセットにすればいいのではないかなあと思います。
ということで、今回の旅は終了。きっちりグリーン車に乗って、高崎名物「だるま弁当」をもぐもぐ。同じ900円払うなら、峠の釜飯のほうがいいなあと思いつつ帰りましたとさ。
終了。