密かに歌っちゃいました♪
先日、狭山の病院コンサートに出演したのですが、今までステージでやったことがなかった、プッチーニ「トゥーランドット」の“誰も寝てはならぬ”を歌ってしまいました。
意外と思われるかもしれませんが、とてもじゃないけれど恐くて歌えなかったんです。でも、今年フィギュアスケートの荒川静香のやつで有名になったし、ピアノのAさんに「歌ってぇ??♪」とお願いされたので、「まあ、やってみるか」と歌うことに決めたのです。気楽な感じのコンサートだったからってのもありますが。
その週の水曜日、東薬の年内最後の練習があったのですが、行ってみると風邪ひいてる人ばっかり。「悪いけど、ナーバスになってるから、近づかないで!」と遠ざけてしまいました。その後の忘年会でも、お酒を極力我慢。このくらいストイックにならないと歌えないのですよ、あの曲は。
思えば、パヴァロッティが90年のイタリアワールドカップの決勝戦前夜コンサートで歌った、「誰も寝てはならぬ」は強烈でした。最後の最高音(high-H)を「これでもか!!」と伸ばし、その後のAの音も永遠と伸ばしてた。あれを聴いちゃった時のショックというのは相当なものでした。あれ以上完璧な「誰も寝てはならぬ」は無いです。
自分としては、完璧な演奏が存在すると認識してしまうと、歌う意欲はなくなってしまうのですが、それでも、初めてお客さんの前で歌い終えることができ、パヴァ様(笑)のように、「俺はやったぞーーーー!!」という気持ちにはなりました。また機会があって、相当機嫌が良いときは歌おうかなと思っています。(永遠に封印する可能性もありますが。)
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