立山黒部アルペンルート④
※2日目続きの続き
午後は室堂周辺の散策です。約3時間のコース。
室堂は、雄山に登らなくても、自然豊かな散策路が充実していて、気軽に歩けるところが沢山あります。案内板もしっかり整備されているので、いいですね。運が良ければ雷鳥にも出会えるみたいですが、今回は遭遇できませんでした。残念。。
散策コースを歩き出すと、まず4つの池が見えてきます。みどりが池・血の池・みくりが池・りんどう池です。その中の2つをご紹介しましょう。
まずは、血の池。
血の池は、写真では白くなっていますが、酸化鉄を多く含んでいるために赤い血の色をしています。女性が落ちる地獄で、立山が女人禁制だった頃、女性がその禁を破ると神の怒りにあい、ここに連れて行かれ、池にたまった血を飲み干すよう、地獄の鬼に責められるという伝説があったそうです。お~~こわ。。
続いて、みくりが池。
周囲631メートル、深さ16メートルと、室堂平では最も大きい池です。とても澄んだ水をたたえる池なのですが、栄養が少ないらしく、プランクトンしか確認されていないそうで、魚は住んでいません。ネーミングには伝説があって、法師が池を泳いでいて、三周したところで水底に引き込まれてしまったことに由来するそうです。あ~~こわ。。
この4つの池を通り過ぎると、雷鳥平を経由して、地獄谷に入ります。まあ、ご存知でしょうが、火山ガスが噴出しているところで、もうもうと水蒸気を吐き出しています。地獄谷には鍛冶屋地獄をはじめ、百姓・無間・団子屋・紺屋地獄など、計136の地獄があるといわれています。標識には、「危険ですので、遊歩道以外には立ち入らないでください。」と書いてありました。特に鍛冶屋地獄辺りは、大変危険みたいで、「早々に通り抜けてください」みたいなことが書いてあります。
あ、看板の写真です。
実際歩いてみると、硫黄の匂いがきつくて、タオルを口に当てていないと気持ちが悪くなってきます。1日中居たら間違いなくあの世行きですね。う~~こわ。
んで、これが鍛冶屋地獄です。
この塔は、噴出した火山ガスに含まれる硫黄が固まっていったものです。妙に黄色いところが気持ち悪いです。温泉は気持ち良いですけれど、これはいやです。ごめんなさいです。
地獄谷を通り抜けると、後は終着点へと向かうだけなのですが、地獄「谷」というくらいですから、室堂ターミナルまではひたすら登りです。石段が永遠と続きます。どのくらい続くのか写真撮っておけばよかった。最後の最後にこれはキツイ。ゆくっりと、ペースを崩さず登っていったのですが、後ろを歩いていた小学5~6年生くらいの男の子が、「なにゆっくり歩いてんだよ!」という顔をしながら追い抜いていきました。でも、途中でバテてましたね。おいらたちは、そのまま歩いていったのですが、少年たちは追いつきそうになると、意地を張って登っていきます。ま、最後には追いついちゃいましたが(笑) 大きくなれよ、少年!!
ということで、無事ホテルに到着。2人とも大満足。さっそくお風呂に行って汗を流し、ゆったり休息です。
しか~~し、この後、おいらには絶対経験したいミッションが残っています。そして、またもや相方が・・・・
続く。。
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