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皇后陛下の御前で演奏

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今まで色々なしがらみがあり話題に出せなかったのですが、終わりましたので、ご報告したいと思います。

3月25日、上野の旧奏楽堂で、サン=テグジュペリの「星の王子さま」を日本で最初に翻訳した、内藤濯(ないとう・あろう)を偲ぶレクチャーコンサートがあったのですが、その中で、皇后陛下・美智子様が作曲された歌曲「星の王子の・・・」(女声合唱編曲:藤原義久先生)の初演指揮をしてきました。しかも、皇后陛下の御前で・・・ものすごく緊張しました。

この話は、僕が指揮をしている東京薬科大学合唱団のOBである、Iさんからいただきました。Iさんの奥様(も、OGです)が内藤濯の親族だそうで、その縁で私に来たのですが、最初お話をいただいたときに、割合軽い気持ちで受けたのですよ。それが、こんなに大変なことになるとは・・・この段階では、美智子様がいらっしゃるなんて聞いてなかったですから(笑)

今回は、特別編成の女声合唱団(アンサンブル・ヴィオレ)です。演奏曲は、美智子様の曲を含め計4曲なのですが、藤原義久先生の新作が1曲(曲名:「相聞」)、残り2曲(シューベルトの「子守唄」・サン=サーンスの「月光」)も今回のための新編曲。ようするに、全部初演って訳です。ちなみに藤原義久先生は、皇室の方々に音楽の手ほどきをされている方です。

練習回数が5回しかなかったため、音取りについては、各自でやっていただくことにし、初回から曲の構築に入ったのですが、合唱団は寄せ集め、しかも私が初めて会う方ばかりだったので、初回・2回目の練習は散々でした。う~む、やはり合唱は難しいなあと改めて認識させられたのですが、3回目の練習でようやく光が見え始め、その勢いで何とか合唱と呼べるものになってきました。回数を重ねることによって、合唱団の中での自分のポジションが分かっていき、お互いの連携が出来ていく。その中で、この集団としてできる音楽を模索していく。ポッと集まったドリームチームが必ずしも最強ではないように、熟成が必要なんです。指揮者は、自分が思い描く音楽に反応してくれているほど、振り方が単純になっていき、理想的には、ただ拍子を与えているだけになる。C・クライバーのように、拍子さえ振らなくなってくる(笑)のだけれども、そうそう上手く運ぶわけがない。出席率については厳しくさせてもらったのだけれども、(快くかは分からないけれども)理解を示してくれた方が多くいたので、それが救いだった。参加された方々も、1回1回の練習ごとに、はっきりと分かるくらいに各自で努力されていたのが感じられたので嬉しかった。如実に変わってくるんですよね、奏でる音が。幸せな気分になるし、感謝の気持ちでいっぱいになる。実は、3回目の練習からは、思い切って眼を瞑らなきゃいけないと決めたことはあったのだけれども、5回目の最終練習には、納得できる音楽ができたように思う。

さて、当日。11時に現地入り。記念にと思って、写真をパチリ。これから長い一日の始まりです。

ちょっと長くなったので、続くにします。

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