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2005年9月

熊野古道⑩~3日目~

熊野の旅も最終日。昨日の20kmのおかげで、爆睡したにもかかわらず体が痛い、足も痛い。あんまり歩きたくないな。

今日は、三大社の最後、熊野那智大社に向かいます。那智の滝よ、待ってろよ! 本宮から那智大社に行くには、バスを3回乗り換えなければなりません。相変わらずアクセスが悪い。まずは8時56分のバスに乗り新宮駅へ。新宮駅で30分待ち。

やることねぇえなぁと待合室に行こうとしたら、知らないおっさんが話しかけてきた。どうやら同じく那智大社に行きたいらしく、「どうやったら行けるのでしょう?」と聞かれる。事前に調べた限りでは同じルートで行くしか方法が無いのは分かっていたので、懇切丁寧に教えたのですが、そしたらそのおっさん、「もっと早く行ける方法無いですか?」だって。はぁ??だったら自分で調べろ!と言いたいのを我慢して、「もっと早く行きたいなら、タクシーを使ったらどうですか。」と、引きつった笑顔で答えてあげました。

バスが来たので乗り込むと、例のおっさんがおいらたちの横に引っ付くように座ってきました。まあ、別にそれは良いのだけれど、座った途端、何度も行き方を聞き返してくるのよ。いい加減ウザイ!!もう笑顔無し!!こういうおっさんは本当に困る。最後はとうとう無視したら、ようやく話しかけられなくなりやした。

更にイライラすることが発生。那智駅前で降りて乗り換えるんだけど、接続時間は10分あるのね。10分もあれば余裕だよなぁと思ってたら、バスがノロノロ走ってるんですよ。定刻よりどんどん遅れてきているのに、まったく気にすることなくノロノロ運転。乗り換え時間に間に合うのかも微妙なくらいになってきました。せっかく海辺の道で綺麗な風景が展開されているのに、それを楽しむ余裕もなくなってきました。おいおい、大丈夫かよ・・・結局、那智駅前に着いたのは、定刻の9分遅れ。那智大社行きのバスがまさに発車しようというところに飛び乗りました。もちろん、おっさん付です(笑)。

乗り換えたバスでも、おっさんが隣に座ろうとしたんで、席を替える。一番山頂に近い那智の滝を先に見ることにしてたので、終点までようやく一息付けますわ。山を登るにしたがって心地よい風景が拡がって来ました。あっ、滝が見えてきた。おお、感動。。

11時28分、ようやく那智大社に到着。本宮からここまで2時間半。ふぅ。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

続く。。

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楽譜

熊野古道はお休み(笑)

先日、12月に行うクリスマスコンサートの楽譜を探しに、久しぶりに都心へ出かけました。ま、銀座のヤマハなんですけどね。昔は、クリスマス関係の楽譜を探すのにも一苦労でしたけど、今はカテゴリーが細分化されていて、欲しい楽譜を容易に手に出来るようになったのはありがたいことです。

ついでに合唱の楽譜をつらつらと見ていたら、イギリスの出版社からミュージカルのナンバーを集めたメドレーが何種類も出ていました。こういうのを待ってたんだよ~~!とりあえず、「オペラ座の怪人」「ウェストサイド物語」「レ・ミゼラブル」のメドレーをゲット。これは演奏会に使えるな。ミュージカルナンバーのステージを組んでみたかったんで、近いうちにできるかも。ワクワク♪ 

ただね・・・楽譜には現地での値段が印刷されているんですよ。現地価格で$3.50=約400円くらい?それが800円で売られてる。こういうのを見ると悲しくなるんですが。。この間も、モーツァルトの楽譜を買うときに、試しに出版社のサイトに行ったら日本の販売価格の約半額だった。こう考えると、日本の出版社が出している日本人作曲家の楽譜の値段は高い!と思ってしまうんですよね。

まあ、単純な話ではないのだろうけど、楽譜の違法コピーがまかり通っている原因の一つにはなっている気がする。今は著作権の切れた楽譜なんかは無料でダウンロードできるサイトがあるから、1曲だけのピースが欲しいときなんかは利用してるけど・・・著作権のあるものでも1曲100~200円くらいで売ってれば、気軽に買えると思うんだよね。コピーを使うよりは、曲がりなりにも楽譜としての形をなしているほうがいいと思うし。あとあと残るでしょ?出版社さん、考えてくれないかな・・・

ま、そんなことをツラツラ考えつつ、欲しいCDがあったので久しぶりに石丸電気に行ってみる。久しぶりに秋葉原駅で降りたのですが、その様変わりにびっくりしてしまいましたよ。なんかね、客層が違う(笑)。駅前でコスプレした女の子が群がって、メイドカフェ(って言うんですか?)の宣伝チラシを配ってた。昔はさぁ、小汚い格好をしたおじちゃんが、「何買いに来たの?安い電気製品あるよ~(ニヤニヤ)」って寄ってくるのが光景だったのにね。時代が変わったのねぇ~と、思わず昆布茶を啜って縁側に腰掛けそうになりました。

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熊野古道⑨~2日目・続続続~

結局歩き始めました(笑

「小広王子」からは、ずっと綺麗に舗装された車道。歩き始めの頃だったら、「趣無いなあ・・けっ!」と思ってたのでしょうが、デコボコの山道を歩き続けたせいで、足がかなりまずい状態になってます。舗装道みたいに平坦な地面がすごく嬉しかったりしたのです。

「これなら、頑張れるな・・」 少し気分も楽になり、周りの景色も楽しめるようになってきました。山並みが綺麗でね・・・写真好きな人なら嬉々として撮るのでしょうが、おいらたちは基本的に写真は撮らないので、目に焼き付けていきます。しばらく歩いていると、久しぶりに後ろから車の音が。何気無く脇に逸れたのですが、追い越していったのは乗り合いバス・・・・乗っけてくれ~~~!!と叫ぶも、素通りされてしまいました。

小広から歩くこと30分(2.1km)、「中ノ河王子」に到着。が、碑は道から逸れた小高いところにあったので、当然のごとくスルー。さ、次次♪

中ノ河から今回の終着地「継桜王子」までは、15分(1km)。遂に終わりがやってくるのです。またちょっと元気が出てきます。10分くらい歩くと分岐があり少し登っていきます。普段なら軽く登れるような坂なのですが、もう足がヤヴァイ。必死に登っちゃいました。登りが終わると、ちょっと拓けた感じの風景が目に入ってきます。すると「秀衡桜」の青々とした葉が出迎えてくれ、道に並ぶ茶屋を過ぎると、遂に「継桜王子」の参道にある「一方杉」が見えてきました。

つ・・・着いた。。(つД`)・゜・。

思わず道端に座り込んじゃった私。ちなみに相方はケロッとしています(笑)。ちょうどそこに町役場の人みたいな方々がいたのですが(そう言えば、三越峠からここまで、誰ともすれ違わなかった。)、笑われてしまいました。

「お兄ちゃんたち、どこから歩いてきたの?」
「本宮大社からですよ。」
「お、それは頑張ったねえ~」
「頑張りました!」
「奥さんの方が元気じゃないかい。逆じゃないの?」
「いいんです!うちは奥さんの方が強いですから♪」

ま、こんな会話を交わしたりしつつ別れ、参道の石段を登り、社殿に到着。手をポンポンと合わせたところで、中辺路の旅は終了。


パンパカパーーーン!!

遂にやったよ・・・嬉しいよ。。

社殿のベンチに座り、しばしの休息。

近くに日本名水百選の一つ「野中の清水」があるので行ってみることに。うわ!すごい澄んだ水!!しかも水量が物凄いです。滝のように流れています。さっそく飲んでみると・・

冷たーーーーーーい!!

そして・・

んまーーーーーい!!

いや、松本とか喜多方とかで色んな湧き水を飲みましたけど、こんなに冷たい水は初めてです。冷蔵庫でキンキンに冷やしたくらいの温度とでも言えばよいでしょうか。真夏なのに、どうしてこんなに冷えてるのでしょう。水も軟らかく、ゴクゴクいけます。

今、ここにいるのはおいらと相方だけ。まさしく独り占め状態なので・・

頭洗っちゃお♪
顔洗っちゃお♪
体拭いちゃお♪

水がありえないほど冷たいので、汗がどんどん引いていきます。あ~気持ちいい♪ ついでに空になったペットボトルをよく洗い、詰めちゃいます。宿に帰ったら、これでお茶入れるんだ~♪

最後の最後で、最高のプレゼントを貰った気分。辛かったけど、ここまで来て良かったわぁ。野中の清水・・この感動は一生忘れないよ。。

この後、16:10のバスに乗るはずが15分待っても来ず、少々焦ったということはありましたが、無事に宿に到着。温泉に入って疲れた体を癒し、ご飯を一杯食べ、清水で入れたお茶を飲み、おやすみなさい。。ぐぅぐぅ。。

2日目終了です。


・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。


続く。(まだあるのかい!)

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無事終了♪

熊野古道は、ちょっとお休み(笑)

昨日、横浜紫友会合唱団の第4回定期演奏会が無事終了しました。まずは、聴きに来て下さった方、ありがとうございました。

今期は、急なお仕事の都合でお辞めになった方や、なぜか団内がおめでた&出産ラッシュになって休団する方がいたりで、出演メンバーは著しく減ってしまったのですが、ピアノの赤木ちゃんを始め、毎年協力してくださるバスの小久保さんや、東薬の学生のみんな、ソリストのみなさん、そして、何があっても動じないメンバー(笑)のおかげで良い演奏会を開催することができました。演奏会は会場予約の抽選に洩れてしまった関係で、昼間リハーサル室で練習し開演の2時間前にホールへ移動という少し忙しいスケジュールでしたが、問題なくできました。

今回のサプライズは、私の師匠である有山先生が聴きに来て下さったこと。毎年招待状はお送りしているのですが、まさか来ていただけるとは思っていなかったので、すごく嬉しかった。ありがとうございます♪

そして、毎年なぜかトラブルが起きる演奏会ですが、今年は不思議と起きません。リハーサル開始時にテノールソロの大村君が道に迷って間に合わなかったということはありましたが、まあ、そのくらいは例年のトラブルに比べれは大したことありません。なぜだろう、今年は何にも起きない・・・ まあ、これが普通なんですけどね。


がっ!!


家に帰ってきてから、衝撃の事実を知りました。いや、これはご本人の名誉のために公表はしませんけど、打ち上げのときのネタにさせていただきます(笑) お知りになりたい方は入団してください。ははは。。

今回は、自身初めてのバッハを振ったのですけれど、やればやるほど難しいですね。色々勉強したし、文献なんかも漁ってみたけれど、見れば見るほど混乱してくるんですよ。理論武装ができれば完璧なんでしょうが、途中から自分を見失ってしまう感じがしたんです。で、すべてを捨てることにして、自分がバッハの音符から感じることを表現しようと思いました。もちろん時代のスタイルという最低限のお約束は残しますけど。そう思い出してからは、迷いが無くなったかな。凄く楽しかったですよ。

「いつかはマタイ!」というのは心にありますけど、以前は畏怖に似た感情があったのですが、今はありません。タイミングが合えば、いつでも挑戦してやろうと思ってます。

来年は、モーツァルトのミサ曲。ちょうど生誕250年なんですよね。どんな音ができていくのか・・楽しみです。

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熊野古道⑧~2日目・続続~

三越峠の休憩所でしばし休憩し、重い腰を上げる。この時点で12:30くらい。もう疲れたんですけど。

次の目標は「湯川王子」。ひたすら下り。ずっと下り。とめどなく下り。今まで登ってきた分をチャラにするくらいずっと下り。せっかく登ってきたのになあ。。(ブツブツ)20分くらいで「湯川王子」に到着。この王子は五体王子の次に格高いが高いそうで、確かに立派な鳥居がありました。まあ、ここいら辺になると、王子なんかただの通過ポイントでしかない存在になりつつあるわけで、合わせる手にも気持ちが入らないというスパイラルに陥ってます。ははは(愛想笑)

あ、ここでもハチに襲われましたわ。今回の行程で10数回ほど襲われたので、もうこれから書きませんが、歩いているときは良いのですが、立ち止まると寄ってくるんですよ。うかつに休憩できないのが辛かったです。

「湯川王子」を過ぎると、第2の難関、岩神峠が待っています。その峠の頂上に「岩神王子」があるそうな。標高差255m、距離2.8km。さっきの三越峠と同じように、しばらくダラダラとした登りが続き、そのあと一気に登るパターンでした。もう、おいらダメだ・・・・・ が、実は、湯川王子を過ぎた頃から雷の音が近づいてきていました。山の気候のお決まりとでも言いましょうか、雨もパラパラと降ってきています。山の雷は恐いですね、音が。無用に反響するので、実際は遠くで鳴っているのでしょうが、すごく近くで鳴っているような感じがします。万が一、雷が落ちたら洒落にならないので、ダメだとは思いつつも、足を運ばざるを得ません。

雷の応援(?)を受け「岩神王子」に到着。相変わらず雷の音は近づいてきているのですが、もうそろそろ体力的にヤバくなっていたので、ロング休憩を取ることに。

15分ほど休んで出発。次に目指すは「小広王子」。2.9kmの行程です。まずは男坂を降りていきます。なんだ!このキツイ下りは!男坂というだけあって、急勾配の下りが続きます。途中で膝が痛くなってきました。逆ルート(正規ルート)だったら、めちゃくちゃキツイ登りだよな、登らなくてよかった・・・と思いつつも、膝が笑うのを抑えながらエッチラオッチラ降りました。降りきると、今度は女坂を登って行きます。ちなみに、男坂と女坂の接点に、「仲人茶屋」があったそうです。昔の人は、粋な名前を付けるもんです。

女坂とは言っても、またまたキツイ登り。こんなキツイ女いらんわい!と、半ばヤケになりながら登っていきますが、遂に足が上がらなくなりました。「なんでこんなことしてるんだろう・・・」「なんでこんなところ来ちゃったんだろ・・」「なんで体が動かないんだろ・・・」と頭の中でグルグルしてたら、自然に涙がポロリ。いや、号泣しちゃいました(照) ああ、また女に泣かされた・・・

しばらく気持ちを落ち着かせてから、登り始めます。やっとのことで頂上に到着。。。。時間は15時。あ・・・・また車道だ。。真面目に凹むんですけど。。とりあえず、「小広王子」を探しますが、それらしきものは見当たりません。もう王子はどうでもよくなっているので、早々に諦めました。いいのかそれで?とは思ったけれど・・

ここで思案。本当は「継桜王子」まで行きたいのですが、あと1時間弱歩かなくてはなりません。もう歩き始めてから7時間。もう十分だよ・・と自分の中では思い始めています。ちょうどバス停もあるし・・・・

ここで止めるか、もう一踏ん張りするか・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く。。

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熊野古道⑦~2日目・続~

「伏拝王子」を後にし、次に向かうは「水呑王子」。山道を少し歩くと再び舗装道に出てきました。ここから「発心門王子」までは、ひたすら車道を歩くことになります。

車道といっても、あたりはのどかな田園風景。道端の軒先には、無人の野菜販売所があったり、杖や菅笠を売っていたりと、今回歩いた工程の中では人の匂いがするところですね。ちなみに歩いた日は快晴。アスファルトの道だけに非常に暑い。すれ違った若いカップルなんか、すごい軽装というか街で歩いているような格好をしています。「発心門王子」から歩いてきたのかしら。顔が死にそうになっているんですけれど(笑) まだ先は長いのに大丈夫なのかなと少し心配してしまいました。

歩くこと約30分(2km)、「水呑王子」に到着。ああ、もう何回タオルを絞ったことでしょう。顔が汗まみれなので、すいませんとは思いつつ、手水で顔を洗ってしまいました。

次は「発心門王子」(約2km・30分)へ向かいます。途中休憩所があったので、また頭と顔を洗います。ベンチで休んで飲み物をゴクゴク。もうペットボトル3本消費。このままじゃヤバイと思ったら自販機があったので、即購入。ちょっと飲むペースが早いな。歩き出すと、またハチに遭遇!うわーーーー!逃げるんですけど、和歌山のハチはしつこいのでしょうか、ずっと追いかけてきます。逃げ続けるおいらたち。ずっと逃げているうちに「発心門王子」に到着してしまいました。おいおい。「発心門王子」は、約100ある王子の中でも五本の指に入る格の高い社なのですが、まだハチがブンブン言っているので軽く手を合わせただけで通過しちゃいました。ハチのやろーーーっ!!

再び山道に入りしばらく歩くと、「猪鼻王子」は少し分かりにくいところにひっそりとありました。しかも「猪鼻王子」と書かれた石碑があるだけ。見落とさなくてよかったわ。発心門からここまで約1km。1kmくらいの道なら、「あ~近かった♪」というくらい、距離の感覚が麻痺してきています。

「猪鼻王子」を出ると、いよいよ最初の難関、「三越(みこし)峠」越えです。猪鼻王子から頂上まで高低差320m距離約2.3km、次の「湯川王子」までは4.3kmの道のりです。これは気合を入れなくてはなりません。ただ、道には轍があるんですよ。車が通っているのか・・・乗せてくれないかな・・・ ま、車が運よく通るわけが無いのですがね(笑) ここでまたハチの来襲!おいおいやめてくれよ。いいかげんムカついてきたので、タオルをありえない速さで振り回したら去っていきました。気合勝ちだ、このやろーーー!

辛い道のりが待っているのだろうなぁと戦々恐々と歩いているのですが、だらだらと川沿いの道を登っていくだけです。ん?このままだらだら登りが続いていくのかな?それだったら楽勝じゃん♪いや、そんなはずはない・・・と、半信半疑の思いを持ち続けたまま歩きます。おかしいな・・・ ひょっとして、最後の最後にキツイ登り道が来るのかな・・・・いい加減登ってくれよ・・・・ まだまだダラダラ登りが続く・・・・

突然急な坂道が現れました。不安的中。これ登るんですか?はぁ・・・ 登らなければ仕方が無いので、覚悟を決めて歩き始めました。予想以上にキツイ。そういえば、さっき杖を売ってたところで買っておけばよかった。はあはあ言いながら登り続ける自分、スタスタと登り続ける相方。ぐんぐん距離は離れていきます。全然頂上が見えない・・・いつまでこの登りが続くんだろう。。遂に足を上げるのも辛くなってきたので休憩を要求。ここで、伝家の宝刀アミノバイタルの登場です!ゴクゴク・・・力がみなぎってきた----!!よっしゃーーー頑張るぞ!!と、また歩き始めたら、前を歩いていた相方が・・・・


「あ、頂上見えたよ♪」

・・・・ガク。。

気を取り直し、アミノチャージを受けた体を運んでいくと、遂に三越峠の頂上に到着!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ん?

普通に綺麗に舗装された車道が通っているんですけれど。。登りきった先には、さぞかし美しい風景を拝めるのだろうなあと思ってたんですけど。。ふう、一気に疲れが出てきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く。。

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熊野古道⑥~2日目~

やっと2日目だぁ・・・

8時には宿を出ないといけないので、6時に起きる。ふぁああ、よく寝た。ちなみに朝食はハイエナ軍団の来襲にも遭わず、ゆったりと食べることが出来ました(笑)

宿の車で本宮大社まで送ってもらい、8時10分、いよいよ中辺路ウォークの始まりです。本当は、本宮大社に向かって歩くほうが標高の高低を考えると楽なのですが、なんせ都合の良い時間のバスが無い。3時間に1本しかないんですよ。昔はJRのバスが運行していたらしいですが・・・もう少し本数を増やしてくれないかな。夏のウォーキングは、水分補給が大事。一応リュックには6本の500mlペットボトルを入れてきたけど、足りるかな。凄く不安。。

今日の目標は、「継桜王子」まで歩くこと。距離にして20km強です。事前に計算したところでは約8時間弱で行けるはずなんだけど。とにかく出発です。頑張るぞーーー!!おーーーーーっ!!

本宮大社から歩き始めて約2分、いきなり最初の王子、「祓戸王子」に到着。あ、王子というのはですね、熊野権現の御子神を祭ったもので、小さな神社みたいなもんですね。確かにちっこいです(笑) すぐに着いてしまったので拍子抜け。楽勝じゃん♪と思ったら、次の「伏拝王子」までは約1時間(3.1km)かかります。あらら。

祓戸王子を出発すると、車道を歩きます。熊野古道といっても全部が山道というわけではありません。舗装されているところが多いです。「え?ここが古道なの??」というところがあったりしたのですが、よくよく考えてみれば生活をしている人がいるわけですから当然ですよね。5分くらい歩いていくと、いよいよ山道に入っていき、ずっとだらだらとした石畳の登りが続きます。少しキツいのですが、杉木立に囲まれた山道を歩き出すと、中辺路を歩いているのね、という感動が湧き上がってきます。えぇ雰囲気やわ~。

人がせっかく酔いしれているところに、緊急事態発生!!

ハチだーーーー!!蜂に絡まれたら静かにその場を立ち去れ、というでしょ?でも、しつこいんですよ、これが。途中からタオルを振り回しながら走りましたよ。(注:想像しないように) 刺されたら大変なんで、必死に逃げたのですけど、「ねぇねぇ、遊んで~♪」といってるかのごとく追いかけてきます。今にも相方を刺しそうだったので、既に汗で濡れていたタオルをバット代わりにカキーーーン!!手ごたえあり。やっと難を逃れたのでした。おかげで疲れたわい。

ハチのおかげ(?)で、大分距離を稼いだようです。しばらく歩くと三軒茶屋という休憩所がありました。とりあえず入ってみようかなと中を覗こうとしたら、売り子のおばちゃんが一人佇んでおりました。

「どこまでいくの?」
「えっと、継桜王子までと思ってるんですけど。」
「え~~~、大変ですよ。」
「そんなに脅さないでくださいよ(笑)」

「伏拝王子」までは休憩を取らない予定だったので、おばちゃんの励まし(?)を受け、先を急ぎます。三軒茶屋から25分ほど歩いたところで視界が開けてきました。お茶の段々畑が見えます。なかなかよい景色。もうそろそろ「伏拝王子」に到着なのかなと思ったら、先に休憩所を発見。すでにシャツは汗まみれ、タオルは十分絞れるくらいの状態だったので(ォェ)、先に休憩をとることに。新しく建てられたみたいで、トイレ設備なんかも綺麗です。頭と顔洗っちゃおうっと。う~~ん、すっきり♪

休憩所にはおじちゃんが座っておりました。ゴルフのクラブを持っています。杖代わりなのかしらねぇ。

「にいちゃん、どこまで行くんだい?」
「継桜までですけど。」
「おりゃ、それは凄いねえ。大変だよ。」

また言われた。ひょっとして無謀なことなのかな。少し不安。

10分ほど休んで、王子はどこなのかしら?と、きょろきょろしていると、休憩所の目の前に小さな石段がありました。おお、あったあった♪ 行ってみると、やはり小さな石碑が1つ。「伏拝王子」に到着。これで2つ目の王子を攻略だ!!まだ、先は長い。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

続く。。

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熊野古道⑤~1日目・続続続続~

この項で1日目を終わらせるぞ~~~!!(気合)

15分ほど待つとバスがやってきました。
後から分かったのですが、本宮大社から宿泊する川湯温泉までは本当は車で5分くらいなんですけど、バスは湯の峰温泉・渡瀬温泉と、山を一回登って遠回りしたルートを通るので、25分くらいかかります。とはいえ、その遠回りする道も景色が良くて、車窓を眺めるだけで非常に楽しかったりします。湯の峰温泉を通るときには、小栗判官が盗賊に毒を盛られて重い病に倒れたとき、湯治をしたという「つぼ湯」も見学できました。

さて、ささやかなドライブを楽しみ川湯温泉に到着。川湯温泉は目の前に川が流れていて、その河原を掘ると温泉が出てくるという土地です。バスを降りて川を見てみると、確かに石を丸く組んで入浴している人が。面白い!おいらもやりたい!・・・・・・・・・あ、水着持ってないや。。

ホテルに入り、お部屋へ。なかなか綺麗な部屋です。次の間もあるし、部屋も10畳以上。今回はJTBのプランを使ったのですが、2人でこんな部屋に泊まって良いのか?というくらい快適な空間です。窓からは、向かいに緑多き山が迫っていて、下を見ると先ほどの川が見えます。良い景色♪ ん?ホテルの露天風呂も見えるんですけれど(汗)。

さっそく、温泉に入らないとねぇ~と、大浴場へ。体を洗って汗を綺麗に流し、いざ浴槽へ、ざっぷーーーん♪ ぬ・ぬるい・・・・関西ってぬるめのお湯が好きなのかしら。40度くらいかな。おいら的には最低42~3度は欲しいのだが。まぁ、いいか。極楽極楽♪ ん?白いゴミが無数に浮いているんですけれど。掃除してないのかよ!すぐに出ちゃいました。すごい気分が悪い・・・ フロントに文句言ってやろうかと思って、待ち合わせして出てきた相方に言ったら・・・

「あれは湯の花だよ♪」

・・・・・・・・・・・・・・え。。そうだったのか。。あやうく恥をかくところだった。。あ~あ、ちゃんと入っておけばよかった(鬱)

気を取り直してと。。夕食だ!!
予約した18:30に食堂に行ってみると・・・・もの凄い数の子供が群がっている。。少し説明しますと、そのホテルは懐石+ビュッフェなんですよ。ホテルを選ぶとき、他のホテルは部屋食だったので(部屋食は、あんまり好きではない)、ここにしたんです。何でも親子ツアーの団体がいるらしく、食事の時間が重なってしまってました。ハイエナのようだよ・・・恐いよ。。しばらく呆然と眺めていました。ホテルのスタッフも人出が足りないらしく、てんやわんや。最悪の時間に来てしまったらしい。。まあ食堂の部屋は違っていたので、とりあえず子供を掻き分けながら料理を取り、自分の席に避難(笑) ふう。。 食べ始めて15分くらいでハイエナたちは去っていきましたとさ。

お腹一杯に食べた後は、明日の支度をして、さあ寝るぞ!(早) ふと窓を見ると、向かい側の山の上にくっきりと大きな月が出ていて、森を照らしています。まるで東山魁夷の絵画を見ているみたいです。しばしうっとり・・

眠くなってきたな・・明日は遂に中辺路歩きだ・・・わくわく・・・・ぐぅぐぅ。。

1日目終わり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。

2日目に続く。。

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熊野古道④~1日目・続続続~

まだ1日目なのね。。ふぅ・・・・

本宮大社までは、バスで1時間強。今回の旅は移動に時間がかかるのが難点なんですよ。はぁ、1時間寝てるしかないかな・・・・と思ったら、道沿いに沿って流れている熊野川の水の色が、なんと綺麗なこと!うっとりです。それに道の両側の山並みもいいですね。景色を堪能していたら、あっという間に「次は熊野本宮大社前です♪」のアナウンス。おお、もう着いたのか。現在15時17分。

本宮大社の周りは結構拓けていて観光地化されているのが少し興醒めなのですが、まあ、仕方が無いのかな。鳥居をくぐり158段の石段を昇っていくと、お社が見えてきました。感動・・・が、さっきから気になっていたんですけど、日本サッカー協会のフラッグがあちらこちらに掲げられています。確かに協会のフラッグには八咫烏(やたがらす)が描かれているので関係はあるのでしょうが、掲げることで何をアピールしたいのかよく分かりません。個人的には外して欲しいな・・と。

それはさておき、門をくぐると、まさに【本宮大社~~~~~!!】って感じです。杉木立に囲まれ、凛然と建っているお社に圧倒されまくり。ものすごい威圧感を感じました。これが全国熊野神社の元締めなのね。早速参拝していきます。心が洗われるようです。後で知ったのですが、全部で4つある社殿の参拝する順番があるそうです。あらら、ご利益なくなるのかしら(笑

明日は熊野古道中辺路を歩くスタート地点になるので場所を確認し、泊まるホテルにいくことに。またバスに乗ります。バスの時間までしばし休憩。。


・・・・・・・・・・・・・・・・書くの疲れた。。

続く(おいおい)

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